約2年前に鑑賞。
人生の内で観てよかったと思えた作品の一つ。
田中絹代さんが人生を語る場面では、歴史の壮絶さと言葉にされない情が心に残った。
美しい所作から日本人女性の凜とした佇まいを感じさせる栗原…
1974年度第48回キネマ旬報ベスト・テン第1位。第2位は「砂の器」
聖地巡礼したなあ、熊本行きの寝台特急はやぶさに乗って。ロケ地巡りと言った方がいいか。その十年後に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン…
出演者みんないいなぁ。記者の栗原小巻さんもそうだし、高橋洋子さん、田中絹代さん、水の江竜子さん。殆ど知らない方ばかりですがその熱演というか演技が素晴らしかった。昔は大女優といわれた方が沢山いたんで…
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おキクさん…
男から1つずつ取ったものばい、
人生おつかれさまだなぁ。ほんと。
おさきさん
田中絹代さん…
"人にはそのひとそこひとの都合ちゅうことがある"
素晴らしいな、
てぬぐいー
なんて泣け…
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おサキさんの家屋は捨て猫やムカデ→都会の人なのに家に上がってくつろいでくれた。⇔息子の実の嫁との対比
なぜ得体の知れない旅人を息子の嫁と称して紹介したのか?
おサキさん:からゆきさんの生き残り
…
最近の映画は、すぐに忘れてしまいがちだが、昔の映画でもインパクトのある映画は、いつまでも記憶に残っている。
これは昨年神保町シアター映画館初鑑賞した1974年熊井啓監督が山崎朋子のノンフィクション…
「からゆきさん」という言葉が日本で広く知られるきっかけとなった、山崎朋子の同名ルポルタージュの映画化。ボルネオの港町サンダカンで働かされてた娼婦(田中絹代)の半生が回想で語られる。
田中は『西鶴一…
女・弱者、被害者vs男・強者、加害者の単純二項対立と学級委員長みたいな栗原小巻の偽善性が鼻につくけど素晴らしい作品。
高橋洋子の絶望。
水の江滝子の貫禄と侠気。
そして遺作に相応しい田中絹代、畢生の…