ほんの出来心で階級、境遇から脱しうるという人生の紙一重さ、不条理さ、デタラメさ。
ラストの唯一無二の焦燥感。
"I'm gonna be just like you."
レントンらを底辺のクズだと…
名作ということで観たけれど、あまり刺さらず。
薬物と犯罪で、90年代の男の青春が詰まってた。かなり文学的だった気がする。
あまり楽しめなかったのは、自分が薬物も犯罪も良くないと教育されすぎてたから…
官能の源泉には、必ずそれぞれに抱えたフェティシズムがあるなら、この映画に対する齟齬(そご)を振り返るように、ここに描かれる風景を僕は生きたことがないことに思い至る。
けれど、1996年に公開された…
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