フレデリック・ワイズマン監督初鑑賞。
とある病院のICUにおける死が迫る患者たちに対する終末期医療を映す、約6時間にも及ぶドキュメンタリー映画。
ドキュメンタリー映画における制作側の作為的な演出は…
海のカットで始まって終わるのが彼岸/此岸のように見えて日本かと思って驚いた。最初音楽が流れているのもびっくり。
ある患者が死んだとき、感傷に浸る間もくれずに次のドラマへ繋げる編集は、過度にウェットに…
アメリカ・ボストンにある、ハーバード大附属機関であるベス・イスラエル病院特別医療班の末期医療の現場に迫った、6時間にも及ぶドキュメンタリー。
脳死や尊厳死、インフォームド・コンセントなど、末期医療の…
一番登場する医者が、舞台となるICUをシーシュポスの神話だと端的に表現している。
その彼が、ある患者の夫について「フロイト曰くノイローゼは不作法の言い訳にならない」と言って劇場を笑わせた直後、それ…
まだまだ余裕で観ていられる長さを全く感じない358分。
人の生と死。
そこに介在する医師や医療従事者のジレンマ。
撮影場所はボストンにあるハーバード大学系のベス・イスラエル病院集中治療室。
淡々と…
【終末医療解体新書】
動画版▽
https://www.youtube.com/watch?v=yzICnLUk03w&t=5s
アテネ・フランセのフレデリック・ワイズマン特集で念願の『臨死』を観…
意味のある回復のために──アテネ・フランセのワイズマン特集、尺長がちのワイズマン作品群の中でもとりわけ長い6時間の『臨死』、観てきた。傑作だった。小学生の時とかに観ておきたかった。被写体となるのはボ…
>>続きを読む強烈。医療現場のジレンマをこんこんと訥々とこれでもかとしっかり見たのはもちろん初めて。
ブラックジャックのようなスーパー外科医が登場するわけでもなく、医療現場の手捌きを見せるわけでもなく、映し出され…