適応と仕事の作品情報・感想・評価

適応と仕事1986年製作の映画)

Adjustment and Work

製作国:

上映時間:120分

4.2

「適応と仕事」に投稿された感想・評価

25セント硬貨4枚を使って金勘定の訓練をするシーンが印象深い。手で触れて感じるコインの数と抽象的な数値は結びつき難いものなのかしら。
たまたま直近に『はなれ瞽女おりん』と『按摩と女』を観ていたせいか、アメリカには伝統的に盲人がやる職業がないんだろうかと思った。
キャッシュレス社会は盲人には良い仕組みなのかもしれない。
冒頭に登場するDB経験者?のような人を見ると、IT業界が昔から視聴覚障害者へのサポートを熱心にやってきた歴史を感じる。
tokio

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4.1
Rec.
❶18.12.07,アテネ・フランセ文化センター(16mm)/フレデリック・ワイズマンの足跡 Part.2
壁に寄りかかるおっさん二人が小突きあってるところに、壁伝いで歩く盲目の女が来る。
『チチカット・フォーリーズ』が出発点とはいえワイズマンの映画というのは労働やコミュニティの自明性であるとかそこに属する人間の主体性が基礎になっているっぽいので、障害者訓練施設・学校・福祉作業所を主な撮影先として様々な障害を持った人々がどのように社会に組み込まれていくかとか、どのような世界に生きているかを描くこのシリーズが全4部8時間とかいうバカみたいな超大作になったのは、ワイズマンがそうした自明性や主体性の壁にぶち当たった結果なんじゃないかと思うところがある(『臨死』も含め)

極めて狭い意味で社会の歯車になれないタイプの人々をワイズマンの世界観は根本的に受け入れられない。『病院』のゲロ吐きジャンキーに道化の衣を着せるが如し編集なんかはそうした意識の無自覚的な表れに思われる。
積極的な労働や討議を通して各々が民主主義社会の主体となるようなワイズマン的に理想化されたアメリカ人ではない、むしろそこからかけ離れているように見える人々をワイズマンはどう肯定的に捉えるべきかわからなかったんじゃなかろうか。だからその人らに正面からカメラを向ける時にこれだけの超大作にせざるを得なかったんじゃなかろうか。

…というのは全部俺が勝手に思っていることでしかないのですが、なにかそう思わせるような切実な他者への眼差しが感じられたのでたいへんよかったです。ベストショットは肘で小突き合って遊ぶええ歳した仲良しオッサン二人(泣いてしまう)
AS

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4.2
「Deaf and Blind」四部作の三作目。見事な構成力が結実した終盤の到達点。
論点がややズレながらも、盲人は病人であるか否かについて熱を帯びていく議論場面が如何にもワイズマンらしい。
そこで声をあげていた男性の自尊心に寄り添うかの様な修了生らの就労風景が圧巻かつ泣かせる。そこには誰一人として社会的弱者など存在していないからだ

@アテネ・フランセ
神

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4.0
フレデリック・ワイズマン特集

障害を持った人が日常生活を送れるように訓練。仕事ができるように訓練。
指導する側される側ともに根気強さが求められる(訓練内容は少し勉強になった)。
mk

mkの感想・評価

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粘り强く訓練している人を粘り強く撮影し、観客にそれを粘り強く見せてくるシーンで寝た。