霊長類という奇天烈な名付けがなされて久しい。ホモ・サピエンスという自称のもとに同類を蹂躙し、理解という名のもとに蛮行は肯定されていく。
それが科学的文明の成果であり、副産物なのだ。この開き直りの極…
ジョージア州アトランタにある、ヤーキーズ霊長類研究所を撮影したドキュメンタリー。
自らの胎盤を弄ぶチンパンジー、脳に電流を流され交尾をコントロールされるゴリラ、生きたまま脳を摘出されるリスザルな…
毛を剃られたオランウータンとチンパンジーの後ろ姿がガリガリの人間にしか見えなかった。
無表情な猿たちと無表情な研究者たちはやっぱり同じ生物だった。
なんかもう人間はいききってるきがするのに、どこに…
フレデリック・ワイズマン『霊長類』をやっと見た。猿への動物実験を淡々と記録するモノクロのドキュメンタリー。高橋洋も影響を受けたらしいが、「いかにもめんどくさそうな人間」の顔をした人々が集まってこの得…
>>続きを読む鉄臭さと獣臭。鉄格子の中でつんざく叫びとその途絶え。それを生業とする人たちの、人類の営み。脳を刻み解ること。いつか英知とならんことをと、ありふれた見通しのない実用性・有益性の展望。文字通りエレクトさ…
>>続きを読むついに見た問題作。ヤバいですね……。
こわすぎる。ゾワゾワする。
こんなの見たら『猿の惑星』とか容易に思いつきますよね。サルがサル飼って拘束して殺してバラバラにして研究してるんですから。そりゃ立場…
霊長類研究所の、猿やチンパンジーを使った動物実験、それを観察する研究員たち。頭に電流を流されたり、精子を採取されたり、脳に電線をつけた状態で、ロケットで飛ばされたり、ワイズマンは霊長類を観察する人間…
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