刑務所を出てきたヤクザと危ないものを求めてる女が賭場で出会い、なんとも言えない関係性を築く話。
なんか面白かった。なんかという言葉は、あまり好きじゃないけど、なんとも言語化できない魅力があった。
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<モノクロ映像美で描く戦後日本の渇望>
原作は石原慎太郎。
都会の不良が起こすアンニュイ・アンモラルな行動は、『狂った果実』と同様、この当時の石原のカラーだったようだ。
それと対照的な存在として登…
今では歳を食ってしまっているが、当時の加賀まりこの雰囲気が半端ない。艶やかで小悪魔的で他にはない魅力を持っている。刺激を求め続ける作中の冴子が薄気味悪くも感じた。昔時代劇でも見たことあるけど、未だに…
>>続きを読むこれ石原慎太郎原作だったのか。
松竹ヌーヴェルヴァーグの1人、篠田正浩監督作品。
とにかく1カットが一々決まっていてスタイリッシュ。
ナイトシーンが多いんだけど、その暗さが良いんだなあ。
これ色付…
池部良がヤサグレ!篠田正浩はムラがあるけどこんなのもよい。にんじんくらぶ面白いの作るわ。殺人で3年の刑務所勤めから出所してすぐに向かうのが女でなく賭場って時点でギャンブル廃人、池部良。そこで出会う加…
>>続きを読む篠田監督の 白黒に咲く乾いた花
石原慎太郎原作、篠田正浩脚本監督。
松竹時代の篠田監督、松竹ヌーヴェルバーグとして大島渚とともに活躍された。1963年の作品。
フィルムノワールの匂いが…
松竹株式会社