【第64回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
オーストリアのマルクス・シュラインツアー監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され、オーストリア映画賞では作品賞など全5部門にノミネートされ音響編集賞…
男の生活の極めて潔癖さが冷酷な内面を連想させる
お仕置きでもされているみたいに暗闇から出てくる少年 向かい合って食事をする 早い段階で親ではない気がした
自分だけが陽の光りに当たり 男が見せよう…
このレビューはネタバレを含みます
35歳 独身ペド男ミヒャエル
10歳 軟禁少年とのVlog
主にミヒャエル視点
ミヒャエルがはしゃぐ中、クールな対応であったり、反抗的な態度にジワる
一緒にご飯を食べてお出かけする
ゲームもする…
主人公ミヒャエル主観で彼の生活を描くのだが。
彼自身がある秘密を抱えていて、少年を自宅の地下室で監禁している。
囚われた状況から脱出するしシチュエーションスリラーを逆転して、犯人視点で描いた、何と…
淡々と小児性愛者の生活と、軟禁の様子を固定された画面で客観的に見ていくって感じがシュールすぎる。
めちゃくちゃ几帳面で、人当たりもいいが、気に入らない事があると感情を抑えられなくなるミヒャエル。
…
35歳独身のミヒャエル。
密かに10歳の男の子を軟禁していた。
地下の防音室に閉じ込め性的な行為を強要していた。
オーストリアでは実際に誘拐事件が多発しているそうだ。
映画の中でもニュースで報…
爽やかなグリーンに反して、どんよりした少年の後ろ姿に闇を感じるジャケット。ミヒャエル・ハネケ監督の作品に関わった監督だけあってかなりハネケ寄り。
ジャケットで感じた闇は冒頭で確信に。坦々とこなされ…