ボクサーの作品情報・感想・評価

「ボクサー」に投稿された感想・評価

tori

toriの感想・評価

3.8
和平直後の北アイルランド ベルファストが舞台

家族が殺された人達の消えない憎しみ、牢獄に繋がれすぐには
解放されない人達など和平と言っても火種は至る所にころがっている

アイルランドは人口比以上に強いボクサーが排出される国
サッカーもアイルランド魂とよく言われるし
アメリカでも成功している
ハングリーさと勤勉さを併せ持つ民族なのだろう
ピピン

ピピンの感想・評価

4.2
タイトルからは想像出来ない硬派な社会派作品。
ミクロを描きマクロを表現した素晴らしい作品。

「北アイルランド紛争」を背景にIRAの穏健派と過激派の争いというミクロな視点のストーリーだが、これは植民地支配を繰り返してきたイギリスの闇だ!

そして宗教の闇をも内装している!
思想争いに終わりは無い。

最後の試合で相手をKO寸前まで追い込みながら試合を止めたのがこの作品の最大のメッセージ。
犬

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3.4
沈黙

刑務所帰りの元ボクサーと、彼の元恋人の人妻をめぐるロマンスドラマ

雰囲気あり

スポーツとドラマ
それぞれのバランスが良かったです

IRA
抗争がスゴい

終わり方は何とも

キャスト、製作陣が良い
ダニエル・デイ=ルイスがボクサーになりきってます
LaserCats

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3.7
スポーツ映画として観るにはちょっと盛り上がりに欠ける気がするから、ボクサーが主人公の社会派映画といった方がよいのかもしれません。
IRAのテロリストだった主人公が14年の服役を終えて出所し、ボクシングの道に戻るところから物語が始まりますが、まだまだ緊張の続く抗争の様子は観てて悲しくなりました。過激派のやってることは大義のためというよりただの憎しみに見えました。
個人的にはこの監督・主演コンビのIRAものなら「父の祈りを」の方が好き。
MiYA

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3.3
主演は名優ダニエル・デイ=ルイス。相変わらずの甘い声。ボクシングのシーンも「彼だったらこれくらいやって当然」という迫力です。

「ボクサー」なんてストレートなタイトルがついてるので、「栄光を掴んで過去と決別する」みたいな、よくあるボクシング映画かと思ったら大間違い。純粋にボクシングに打ち込みたい主人公は対立する2つの勢力に利用され(ときには広告塔に、ときには融和の象徴に祭り上げられる)、その狭間で思い悩む彼の姿が描かれます。ボクシングシーンはさして重要ではないんですね。

なにより興味深いのはIRA闘争という社会背景。これって北アイルランドの独立闘争という認識しか持ってなかったのですが、カトリックとプロテスタントの宗教紛争という側面があったのですね。勉強になりました。
奇跡の海からエミリーワトソン好きになってから見た

ちょつとした仕草と表情がso cute
アイルランドを舞台にした「父の祈りを」がインパクト強かったので、監督ジム・シェリダン、主演ダニエル・デイ=ルイスとなれば食指が動きDVDを購入しました。
本作は「北アイルランド紛争」を背景に脚本が構成されてます。ストーリーは刑務所に服役していた主人公ダニー(ダニエル・デイ=ルイス)が、出所したところから始まります。
故郷に戻ったダニーに待っていたのは、恋人マギー(エミリー・ワトソン)が今も服役している親友と結婚した事実でした。ダニーはそれを受け止めたみたいですが、好きだという気持ちはそんなに簡単になくなるものではありません。その自分の気持ちを抑えた恋愛模様が本作を辛口のラブストーリーにしております。
そんなダニーはボクサーとして復帰して、北アイルランドの象徴として注目される存在になっていきます。その心の拠り所にしていたボクシングさえも、政治的道具にされていたのは救いのない話ではありましたが…。
「北アイルランド紛争」を題材にした他作品は過去にも鑑賞しましたが、プロテスタントとカトリックの宗教戦争でもあったことが本作では分かります。プロテスタント側のイングランドのヘリがアイルランド上空を飛び回り、カトリック側のIRAは爆弾を作り上げてるシーンがありました。人間を救うための宗教が争いの種になってるのは、今の時代にも通ずる永遠のテーマなのかもしれませんね。
恋愛とボクシングと紛争がシンクロして、難しい時代に生きる人間の意志を感じました。
ダニーが服役していた14年の歳月をマギーと確かめあう話の流れは非常にせつない。またマギーの息子が母親がダニーに奪われることを心配する寂寥感も悲壮でした。すべてが紛争の副産物です。ラストのダニー達が出した決断は、憎しみから逃げたかったのでしょう。自力で未来を作るしか人は救われないのかもしれません。
santasan

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3.2
IRA、民族紛争についてはあまり知らないけど根が深いなぁ。ラブストーリーとしては、14年間の長い服役の間に元カノは結婚し子どももいるという、割とありそうな話。ここに民族紛争が加わってどうなるかと思ったが…。やはり行き過ぎた分子はこういう運命だろうな。
●'98 6/13〜 単館公開
配給: UIP
ワイド(ビスタ) dts/SDDS
7/1 16:40〜 シャンテ・シネ2→1にて観賞
フィルム上映 ドルビーSR映写
パンフ購入
※軽く寝る。
Maiko

Maikoの感想・評価

3.8
「俺の魂は、今も君のものだ。」

ダニエル・デイ=ルイス目当てで観ました(笑)

IRA(アイルランド共和軍)の元テロリストのダニーが、14年の刑を終えて出所しました。彼はかつての恋人マギーと再会しますが、彼女はダニーの親友と結婚していました。かつてボクサーとして有望視されていたダニーは、再びボクシングの道に戻ろうとしますが...

想像以上の良作でした!

やはりダニエル・デイ=ルイスは素晴らしいです~!台詞が少なめだった分、目や表情で語っていました。デイ=ルイスの抑えた名演は見所の一つです!ボクシングのシーンはパワフルで見応え十分でした!!!胸が熱くなりました。クライマックスにかけての展開は緊迫感があって、ハラハラしました!

ストーリーも良かったです!ダニーとマギーの秘めた愛が美しくて切なくて、、、2人が気持ちを確かめ合うシーンは好きです。特にダニーの彼女への愛は強くて純粋で素敵でした!あんな風に愛されたいです~(笑)その一方で、社会派要素が非常に強くて、ズシンと重たく心痛むシーンが多かったです。北アイルランド問題を軸に、アイルランド社会の闇の部分が描かれていました。

人は何故憎しみ合うのか?
復讐の連鎖をどう断ち切ればいいのか?

...考えさせられました。宗教や政治を乗り越えて、いつか人と人が心から理解し合える日が来ることを願うばかりです。

社会派としては勿論、ラブストーリーとしても見応えのある作品になっています!本作を通して、アイルランドの事をまた知ることが出来ました。

機会があれば、是非観ていただきたい一本☆
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