このレビューはネタバレを含みます
09/2025
とても好きな映画だった。
彼が「視ている」ことを通して私たちも「視る」 (それが女性に対しての特定の視線だったとしても)
歩くことを通しての街映画でもある。
世界に目が開かれている…
視線の映画。
主体の位置が変われば映される位置も変わる。顔が重なって意味が生まれたり。こちらは見えているけど見えてないみたいなのとか。
電車の使い方すごいな。
街の撮り方もすごいな。オープニングでも…
画面の隅々に、人々の息づく時間と不在する記憶がゆらぐ。
台詞はほとんどなく、登場人物の心情が語られることもない。
だがそれこそがこの映画の強みで、観る者に自分の記憶で補完させる余地を与えている。
水…
簡単に言っちゃうとストーカーと周るストラスブール散歩。でも定点カメラだったり、かと思ったら主人公目線でシルビアを追いかけたり、はたまたガラスの反射を利用したりとカメラワークがかなり印象的🫶🏻
不思議…
都市の中の眼差し・視線。見る人と見られる人しかここにはいない。カフェでの人物の動かし方がドキュメンタリー的。街を捉えることも上手いけど、その中にささやかなフィクションを織り交ぜているのが映画っぽい。…
>>続きを読む女の服、男のバッグ。
赤の差し色を共有で身につける。
冒頭のホテル、街並みの緑。
カラーが赤と緑で統一されてて視覚的にもオシャレでした。
「女の尻を追いかける」という言葉はコレか?と思うほど、…
ただ、見ている。
ただ、探している。
だた、追いかける。
スペインの新鋭、ホセ・ルイス・ゲリン監督が、
息づかい・気配・街の音で綴った、稀有な(妄想)恋愛映画。
ゆったりと、独特のリズムで流れる…