ムルナウ監督の遺作で、ロバート・フラハティ監督が撮影でも協力しているドラマドキュメンタリーです。
今の感覚では、フェイクドキュメンタリー、下手すればやらせとなってしまいそうですが、全ての映像が芸術的…
そういえば観てたよタブウ。
ムルナウの遺作。
非常に民俗的で、原始的な生活を送る人々と水を多用したショットが印象的。
民俗ドキュメンタリー的にも感じた。
確かムルナウ自身は本作の公開前に自動車事故か…
記録
【禁忌】
海が生きている。その悦びを今の映画は忘れてしまっている。黒々と、煌々と、闇と光が共存する海洋。その畝り、呼吸の美しさたるや…
なぜか、量塊が空間を決定するというジャコメッティ的…
人工物と自然物の対比をこれ以上の形で描いた映画は(ストローブ=ユイレがそれを引き継ぐ形で迫ったものの)未だ存在しないと言い切っていいと思う。ムルナウはこれまでにも俳優に物理的な重みを付与して動きの制…
>>続きを読む島の奥地の川に緩やかに流れる花冠
みんなから離れて2人になったマタヒはレリの頭に花冠をのせる🌺
島に訪れた帆船を迎える島民たちがカヌーで競って波を切る クジラのように潜り舟を下から押す少女が泡で見…
大傑作
ドイツ表現主義の権化だったムルナウの遺作が、こんなにドキュメンタリックで煌々と太陽の照りつける南海のポリネシアで撮影された作品であることに驚愕している。ロバート・フラハティの協力を得ての作…
まだ近代化されていない、贈与がルールになっている島と、おそらく植民地化されていて白人や華僑の住む貨幣経済の島がある。贈与の対象になった女性と駆け落ちすることで島でのタブーを犯す。経済的に嵌められて駆…
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