陳凱歌監督作品。
"下放"という失政をこれで知るという。
中国はさまざまな歴史があるのね。
熱血教師話かとばかり思っていたけど、当時の農村生活が克明に描写されているのも推せる。
『覇王別姫』にも繋…
『人生は琴の弦のように』は見てないけれど、陳凱歌最高傑作だと思う。
SF映画みたいな異様な舞台を顕現させてはいるけれど、基本は彼自身のエッセイ「私の紅衛兵時代」を具現化しているようなショットの数々。…
陳凱歌が映す農村の画が本当に水墨画みたい。教室を映すとき、生徒たちの落書きや作った人形、足の大きさをペイントしたものをひとつひとつ細かく映しててとても愛らしいと思った。この映画にバックミュージックは…
>>続きを読む監督自身が下放された経験が
深い下地になっている。
ただ文革を直接的に批判するのではなく、
隠喩的に表現するところが陳凱歌らしいな
と感じた。
既にとてつもない解説をしてくださってるレビュアーさ…
文革がテーマとは思えないほど優しく穏やかな眼差しと、この世のものとは思えない程幽玄な映像と色彩。シシ神やトトロが今にも現れそうな幻想的な世界で山奥の村にやってきた教師と子どもたちの触れ合いと葛藤を描…
>>続きを読む文化大革命の後、労働者から教師となった主人公。赴任した貧しい村の子供たちは、教科書もない。ただ教師の言葉を丸のみし、板書を写すだけで、何も身についていない子供たちの現実に、彼は自分なりのやり方を見出…
>>続きを読む「子供たちの王様」
〜最初に一言、旧ソ連の映画(タルコフスキー)を彷仏とさせるかのような圧倒的神秘、幻想主義の映像に加え、文革への静かなる批判とともに写し出される、文革への確かな答え。そしてなぜ中…