ポール・トーマス・アンダーソンのフィルモグラフィは、全体で1つの変奏曲(バリエーション)のように感じられるなか、主題(テーマ)は父性の挫折であり、その主題が各作品においてどのように変奏されているのか…
>>続きを読む資本主義 VS 宗教主義
アカデミー賞最有力と言われている『ワン・バトル・アフター・アナザー』のポール・トーマス・アンダーソン監督による、2007年の作品。
19〜20世紀初頭に活躍した実在の石油…
どこでタバコ吸ってんだよって話。何かを得るためには何かを犠牲にしなきゃならないんだよ。まさにそれ。陽を讃えるなら陰も讃えよって。それそれ。俺には出来ない。でもお父さん、子供は捨てたわけじゃない。どう…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
石油王となり莫大な富を築いていくダニエルと何も無い田舎の教会で変な宗教をやっているイーライ。どちらも家族に対し何かしらのコンプレックスやフラストレーションを抱えていて、それぞれの狂気が増していくにつ…
>>続きを読む主人公と牧師の人生を通し、
資本主義の行き着くところ、および共犯的な宗教を批判したもの。
資本主義は傲慢で破壊的であり、信仰は盲目で資本主義と結びつけば破滅的な結果となる。信仰を盾に金を搾取する構図…
PTAは「ワンバトルアフターアナザー」もそうだけど、シーン自体は面白いけど、映画自体はただただ地獄めぐりに付き合うだけで、なんの感慨も感じない。
飽きないと言えば飽きないのだが。
主人公がパワーあ…