ゼア・ウィル・ビー・ブラッドに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に投稿された感想・評価

主人公ダニエルが劇的な事件で転落するのではなく、じわじわと衰退していくところが面白い。気がつけば孤独と猜疑心に蝕まれ、破滅の只中にいる。振り返っても、最盛期がいつだったのかすらよくわからない。ダニエ…

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すな
4.9
映画ありがとう
マグノリア以降の物語がこじんまりとしたパーソナルな作りになっていってるのはなんでだろう

ポール・トーマス・アンダーソン、2007年。

宗教と資本主義の国アメリカの立身出世と崩壊の物語。
ドリームとは。

乾いた説明と渋い話運び、クールな演出、最低限の音楽も狂気の表裏を感じる。

地球…

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ペソ
4.3

このレビューはネタバレを含みます

成功をもたらした土地は破滅ももたらしたんだな。心の拠り所であろうとしたものがどんどん自分を離れていく事で、哀れな人間になってしまった。だけど、息子に対して愛情はあったはずだし、映画を見ていてどこか嫌…

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常希
5.0
崩れたバランスのままひた走る、理屈では説明のできない姿勢がどこまでも人間だった。
傑作。
ボウリング場のシーンが怖いを通り越して笑えた。お前のミルクシェイクを飲み干すぞ!

ガスが噴射して燃え上がる油井やぐらをバックに皆が走ってそれを追いかけるドリーショットが素晴らしいし、流れるようにそれを対処する一連の作業があって、その事故で聴力を失った息子が言葉にならない呻き声をあ…

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4.2
富とプライドはいつの時代も人間を狂わせるのだな……。絵面はゆったりしていても追い立てるような劇伴が常に緊張感を持たせていて凄まじい。ダニエル・デイ=ルイスとポール・ダノの演技合戦に見入った。
4.5
人間の嫌なとこが積み重なって地獄みたいな雰囲気になってて非常に良かったです。
4.3
信仰と資本主義の対立を上手く物語に落とし込んだ作品だった。
ライティングや音楽の入れ方も洗練されていてとても良かった。

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