東映任侠路線後期の円熟味を堪能できる良作
高倉健と池部良のお二方が画面に収まるだけで放つ円熟のオーラ、
阿吽の台詞回し、素晴らしすぎます。
また当時の若者にとっても、
籠城し、お上に陳謝を求め土下…
入れ墨入れてるせいでやたらとシゴかれる健さん。
職を転々とするけど、お母さんには出世してるようにウソつく健さん。
星由里子にフラれる健さん。
狙い定めず撃ちまくる健さん。
冗談みたいな顔で死ぬ…
ものすごく変な話。
背中に彫り物のある自称侠客の高倉健が近衛兵として入隊。狂喜乱舞の母親浪花千栄子でございます、天子さんをお守りする大切なお役目、くれぐれも短気を起こして喧嘩なんかしてはいけません…