誉の名手の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

西部劇末期の傑作「天国の門」で強烈なインパクトを残した周回する銃撃戦がすでにこの時点で行われていたという衝撃。酒場の2階からの脱出やヒロインの醜さで主人公が改心するのは「許されざる者」の原型か？

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死んでしまった兄の食器を戸棚にしまう妹と、外からそれを見つめるハリーの切り返し。厳密に考えてハリーの立ち位置から妹の姿は家の構造上見えないはず。
それにも関わらず、あたかも全てを見ているような切り返…

ハリー・ケリーの顔には孤独が染み付いている。自分の胸ぐらを掴んできた老人が胸を押さえて崩れ落ち、それを娘が介抱する。悲惨な光景ばかりに嫌気がさし、仕事をやめようと決意する。最後の仕事を終えてかたぎに…

フォードのラストシーンの抱擁は心も包み込む優しさに満ちている。なんと幸せな映画を見たのだろうと、幸せを運んでくる配達屋さんのようなのだ。この作品は、入植に苦しむ人と牧場主の果たし合いが主になって物語…

現存するフォード作品最古らしいが、めちゃめちゃ綺麗なプリント。100年以上前の映画だが風やそれによって揺らされる草木、そして陽射しがまさしくいま目の前にあるかのように感じられるリアリティで次々と生起…