映画史的にも自分史的にも傑作と言える作品を見なおすシリーズ。でもそのむかし、映画史的には「名作」というより「カルト」の部類に分けられていたような気もする本作。
もちろんロバート・ミッチャムの怪演は…
暗黒迷画座 第192回
チャールズ・ロートン監督作品
1930年代、大恐慌の嵐が吹き荒れるウェストバージニア州
オハイオ川、沿岸のクリーサップ埠頭に住むベン・ハーパーは家族のために強盗殺…
うーむ。基本はスタジオでのセット撮影なのだろうが、空撮等を行ったフィールドでの撮影を短く刻んで取り入れている。セットでの屋内撮影は問題ないが、割とふんだんに屋外も映し出される。すると目がロケとの比較…
>>続きを読む子供は素直で我慢強い。
【感想】
怪作。
絵本のような映像美で描かれる残酷でスリリングな描写に目を奪われる。所々差し込まれる空撮や水中に漂う死体、アリ・アスター監督の諸策を彷彿とする夜の屋根裏部屋…
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少年が母親を殺した殺人鬼を庇おうとしたシーンに震えた。
やや異色のフィルムノワールという感じで、公開当時は評価も興行成績もよくなかったとか。トリュフォーなどによって発見され評価されたそう…
幼い兄妹がボートで川を下る夜の描写が幻想的。月や様々な動物を入れ込んだ映像も印象深い。母親の再婚相手、二人の父親に成りすました狡猾な連続殺人犯をミッチャムさんは好演。以前の出演作からすれば新境地なの…
>>続きを読むサイコスリラーやフィルムノワール的な前半から、子供たちの逃避行に切り替わっていく展開が面白かった。思ってた以上にハートフルな後半。寝言だったりうっかり話しちゃったり、ツッコミどころはありつつも、ハリ…
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