三島由紀夫のベストセラー小説(1957)を同年に映画化。原作はブームとなり「よろめき」が流行語になった。監督は「狂った果実」(1956)の中平康。脚本は新藤兼人。
上流階級のしつけの良い家庭に育っ…
ナレーションで節子が旧華族であることが示され、一族の経歴が写真と共に語られる(現場を知らない軍人なのに階級だけはうなぎのぼりだったおじ達など、皮肉も混じる)序盤がピークかもしれない。節子の友人で自分…
>>続きを読むOPが小洒落ています。
…原作も読んでいるけど、スッカリ内容を忘れていました。
偽善者って言うより、その状況を楽しんでいるのかなぁ…と。
男性側は、ソレに付き合わされている感が。
結局、彼女には…
冒頭のオシャレなタイトルロールから、いきなり三面鏡に映る婦人が、三面とも別々の行動をとり、この人の3面性を描く素晴らしいシーンで始まる。さすが、中平康。
上品で貞淑な妻であり母。
元華族で、非常に…
サスペンスフルな名作。
黛敏郎さんの音楽で徹底して盛り上げます。
戦後、没落の一途の特権階級がこれからの自由主義世界で生き延びる場所はあるのか。
安全地帯だったはずの女性が、新しい生き方を考えるなか…
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄…
若い頃に読んだ小説を思い出そうと観てみたが、記憶は全く甦えらず。
自分勝手にひとり悩むまどろっこしい人妻の月丘夢路と品性に欠ける夫の三国連太郎の取り合わせがなかなか面白く、月丘夢路はなんだか妙にドキ…