登場人物たちは皆、冒頭から最後まで当たり前に自分のことしか考えてない自己中心的キャラクター。
彼らによって展開されるストーリーを見て、もはや暴力的なまでの自己中心性に振り回された結果どっと疲れるのか…
観ている最中は「みんなイカれてるじゃん…!」とそのエキセントリックさと非常識っぷりに面食らっていたのだが、ラストに向かうにつれ時折現れる静謐なカットが妙に印象的で、カメラはとにかく動くけど嫌な映画で…
>>続きを読むアサイヤス監督の2作目の映画で自画像のような作品。
前作「ディスオーダー」は電話のシーンで終わったが、今作は妊婦の電話シーンから始まるという青春の終わりからの始まり。
2組のカップルが登場する。別れ…
妊娠出産も反撥していた父親の死も元カノの自宅に勝手に侵入して赤ん坊と対面するくだりも銃で撃ち殺す終盤も適当だよなあ。作り手として一つ一つともっと真剣に向き合えよとは思うけど、それなりに大問題な出来事…
>>続きを読む発する言葉と本心と行為が恐ろしくチグハグな登場人物たち。モーリス・ピアラ『私たちは一緒に年を取ることはない』の素晴らしいアホらしさ思い出すような、言動不一致のクリシェに満ちみちた映画で面白い(毒)。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
みんなして守れない約束ばっかりしちゃって
大寺氏講義より、終わった関係から物語が始まって、最後の最後に子の名前が明かされることで二人の過去ーー幸せだった関係性を知らされる、というのはそうだなと思いつ…
超好きだった。情念を制御する気がない大人たち観るの好きだから。
全体的にかっこいいかっこつけたカットが続くんだけどスッと馴染めるかっこよさだった。
オリヴィエ・アサイヤスのディスオーダー→冬の子供の…
このレビューはネタバレを含みます
講義メモ。
商業映画の枠内で考えている。
自伝的要素が強い。第二作目。
ロックが主題ではない。ジャンル映画のお約束ごとが削ぎ落とされる。キャラクターに寄り添う。感情の映画。
プロデューサー、パウロ…