「タダで手に入るものはない、愚か者はそれを試みる」冒頭から本作のテーマを説明して展開していく。
フリッツ・ラング作品の中ではシリアスさが薄れ、少しコメディ寄りのヒューマンドラマになっている。
仮…
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「デパートに行けばいろんなものが売っていますが、お金がなければ買うことができません。お金がなくてものだけ手に入れようとするのは愚かなことです。」という歌をオペラ調に歌う歌に合わせてお金や商品のイメー…
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突然始まる算数の授業に驚くが、楽に稼げると思っても犯罪はするもんじゃないよと伝えたいということでよいんだろうか。道徳心ではなく損得で訴えるのがどうもモヤモヤするんだが…。
ラブストーリーではあるんだ…
ペドロ・コスタ「白紙委任状(カルト・ブランシュ)」にて
前半サスペンスうすめで切り返しも少なくこのあたりの手触りはフィクションとドキュメンタリーのあいだぽくてペドロ・コスタお気に入りポイントはここか…
フリッツ・ラングのアメリカ亡命後のヒューマンコメディ。
ニューヨークのとある百貨店では、前科者の社会復帰を支援する趣旨で、多くの元受刑者を従業員として雇っていた。そこで働くジョー(ジョージ・ラフト…
「真人間」(原題:YOU AND ME)(1938年)は、犯罪歴を持つジョー(ジョージ・ラフト)が、デパートで働きながら社会復帰を目指す物語である。恋人ヘレン(シルヴィア・シドニー)と結婚し、新たな…
>>続きを読むラング監督の渡米三作目。異色の教育的ノワール。主演は同監督の前二作に引き続きシルビア・シドニー。原題は「You and Me」。
ニューヨークにある百貨店の経営者モーリス氏はたくさんの前科者を店員…