今作と『たぶん悪魔が…』で、ブレッソンのイメージがいい意味で変わった気分。
それまでは『白夜』と『抵抗の記録』から、孤独にユーモアが加味された作風なのかと思っていた。
一枚のニセ札が人から人へと渡…
面食らいました。
一切の無駄を排した冴え渡る演出。
ブレッソンが6年ぶりに発表したこの映画は、83年のカンヌ国際映画祭に出品され、タルコフスキーの『ノスタルジア』と共に創造大賞を受賞。
美術監督は…
「私が神なら皆を許す」
たった一枚の偽札をきっかけに広がる悪意の連鎖と、ひとりの男の破滅。
自分の立場を守るために他人へ責任を押しつけ、周りの不幸には目もくれず、目の前の問題さえ片づけばそれでい…
恐ろしく簡潔的で
恐ろしく無駄のない作品
偽札1枚から始まる
転落劇
ころころころ〜って
抗うのをやめたとき
守るものも
信じるものもなくなって
シンプルに人間になったとき
自分に必要なものだ…