今作と『たぶん悪魔が…』で、ブレッソンのイメージがいい意味で変わった気分。
それまでは『白夜』と『抵抗の記録』から、孤独にユーモアが加味された作風なのかと思っていた。
一枚のニセ札が人から人へと渡…
劇的なことが何も起こっていないかのように見えて、一枚の偽札から様々な人間の運命の歯車がガタガタと回り続ける映画。運命の前に翻弄される人間の、ある意味救いのない映画かもしれない。歯車がピタッと止まるラ…
>>続きを読む数枚の偽札が、善良な市民を巻き込み、家族を、カメラ屋を、遠く離れたまた別の家族、家族…踏んだままのアクセルがもう離れなくなったかのように憎しみや狂気が増幅していく。
車のアクセルを踏む場面で、…
実はお恥ずかしながら、初ブレッソンでした。トルストイの「ニセ利札」が原作だそうです。
高校生が軽い気持ちで使った1枚の偽札が、まったく関係ない真面目な男イヴォンの人生を狂わせてしまう物語。高校生が…
巨匠ロベール・ブレッソンの遺作。鑑賞後しばらく席から立つことができなかった。行動の起因となる出来事は見せるが、その行動自体は全く映さない。最初はむず痒い気持ちだったが、行為自体には意味はない、行為の…
>>続きを読む初めてこの監督の作品を観たけど、どんな物語を撮らせても良い映画になるんじゃないかと思った。
ストーリー自体の緊張感もあったものの、むしろ、うるささまで生々しい環境音/生活音とか、全体が見えず不安感…
「金」を巡る人間の破滅を描いた話だが、金品に対する執着やそれに関連する怒りや悲しみなど感情的な物を一切感じさせない、目に見えぬ不条理な悪意だけが人間を突き動かしているような恐ろしい映画。階段に連なる…
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