一枚の偽札から始まる、カネで駆動する人間の様相をミニマルなタッチで描いたシネマトグラフ。
言葉による意思疎通を意図的に排した(というより、疎通できない側面を捉えた)世界で、カネは唯一の駆動力となる…
真面目に生きてる人間が報われずバカを見てしまい、悪さを企む人間がなんの罰もうけずに生きる世の中。
遠山の金さんが「この紋所が〜」の決めゼリフで成敗してスッキリなのはドラマの中だけで、世の中の大半は…
ブレッソン監督らしい切れ味のあるクライム。次々と扉を開けて現れる光景は、箇条書きのように進む。扉を開ける/閉めるの繰り返しで物語はムダなく進むのに余白を感じさせる。悪意の連鎖がバタフライエフェクトみ…
>>続きを読む辛かった。トルストイの小説が下敷きとあるから、最後には改心が…?と思いきや。
色使いがとにかく綺麗。特有の画角からは、登場人物たちが交差し、結局それぞれの孤独に戻る作風を想起した。
本作でも犬が登場…
善事をはたらくも悪事をはたらくも、それは同じ「手」であるという、当たり前が、だがともすれば残酷な矛盾が、あまりにも冷え切った画面で剥き出しになる。映画としての語り方を徹底しているし、それがひとときも…
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