ラルジャンに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『ラルジャン』に投稿された感想・評価

Juzo
4.8
「なぜ人は堕ちるのか」「なぜそれを止められないのか」といった倫理的、社会的テーマを、あくまでスタイルと形式だけで語り切る、ブレッソンならではの孤高の遺作。
4.3

手と金と扉手と金と扉が散々映っていた。
数日前院生室で皆で手遊びをしていて、手笛を吹き、綾取りして蛙や蛇やうさぎを作って狐の窓から周りをのぞいた。手ってなんて精巧なんだろう楽しいなとか思っていたのだ…

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AmgN
4.5

2回目
資本主義の行く末
上から下へと流れる金
ブレッソンの作品を見直しているが遺作にしてもっとも分かりやすくメッセージ性が強いように思える。
RIP.

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蛸
4.5

説明と情念を排したような即物的なショットを淡々と繋いでいくことで映画全体がシステマチックな印象を強めている。
贋札という貨幣経済に仕組まれた「悪意」はシステムによって淡々と自身を転嫁していく。登場人…

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久々に観返したらめちゃくちゃ面白かった!

キューブリックより無感情な演出。テンポが良くて、無機質といっても、見せ方が上手いから説明セリフがなくても映像だけで展開が分かる。

ただ、「小さな悪事が連…

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4.5
【死ぬまでに観たい映画1001本】3️⃣7️⃣4️⃣
セルDVDで鑑賞📀

逆にスルメ映画🦑
.
5.0
自身が敬愛している監督、フリーヌル・パルマソンがクライテリオンにてオールタイムベストでこの作品を掲示しており、興味を唆ったので鑑賞。
O
4.6

ずっと観なければと思っていた。やっとみたロベール・ブレッソンの遺作。偽札をきっかけに進んでいく物語、重ねる罪。無駄がない凝縮された85分、天才的なカット割りの連続。手と手を写すショット、一つ一つの所…

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盆栽
4.3

無機質な連鎖と暴力


 ロベール・ブレッソン監督の遺作。無垢と罪、偶然と必然、そして貨幣の冷ややかな力をめぐる寓話。物語は、若者が偽札を手渡す一見些細な詐欺行為から始まる。しかし、この「贋金」こそ…

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ブレッソンはカラー以降が好きだけど、これがブレッソンで一番良い作品かもしれない。

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