おじさんたちが呑みながら今後の人生や娘の将来について話し合う、酔っ払いモニタリング映画。
小津安二郎映画初見。
カメラアングルの低さ、カメラ目線、カメラワーク無し、独特の間。古いけど新鮮な気持ちで…
細部への愛と人生へのほろ苦さ。
移ろいゆく歴史とそれを抱きながら歩んでいく人々。
戦争への鎮魂を感じさせるシーンもあり、ユーモアが存在する空間に染み染みした。
生命力、日本の伝統、二面性、それら…
妻に先立たれた初老の男と結婚適齢期を迎えた娘の姿を描く。
娘の結婚を心配する父と、年老いた父や弟を心配して結婚に踏み切ることができない娘の関係は、『晩春』を想起させる。
かつての恩師であり現在はチ…
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