このレビューはネタバレを含みます
(映像ホール・シネラ資料より)
第二次世界大戦終了時、中国山西省にいた日本陸軍約5万9千人の內、約2千6百人が上官の命令で武装解除されることなく、国民党系の軍閥の部隊に合流し、以後3年間共産党軍と戦…
「ゆきゆきて、神軍」の奥崎氏の怒りはアグレッシブで暴力も厭わない。
対し、本作の奥村氏は表向きは淡々としているがその秘めた怒りは眼光の鋭さから伝わる。時に声が張り上がることも。
軍司令官の命令で戦…
記録用
2025No138 上映会&監督挨拶
全く「日本軍山西省残留問題」も中国国民党の閻錫山も知らなかった。戦争によって人生が狂わされた元日本兵が居た事、ここから学ばねばならないね。主人公の奥村さ…
80回を迎える終戦の日。
終戦を迎えた後も、上官の命令で山西省に日本軍として残り、国民党と共に、中国共産党と戦った人々がいたことを知った。
「皇国の復興を本義とす」と服務規程に記した彼らの存在は、武…
1人の元日本兵の中で、被害の歴史と加害の歴史が入り混じる、ありのままの戦争を映したドキュメンタリー。
被害の歴史は、もちろん、山西省日本軍残留問題についてです。
アジア太平洋戦争終戦後、中国共産軍…
ツイッターに投稿されていた中国の教科書に関する「日本の軍国主義を批判しつつも、日本国民を憎んではならない。日本国民もまた軍国主義の被害者である、という立場を取っています。(引用)」が手に取るように伝…
>>続きを読む実際の上映会で鑑賞し、池谷監督のお話も聞きました。
とんでもない映画で、私にとって少し衝撃的でした。戦後80年ということもあり、日本人には必ず観て欲しい一本になりました。そのくらい素晴らしく意味のあ…
『蟻の兵隊:The Ants』:蟻と水俣病と残留孤児
2007年03月28日14:24
今回の映画祭で観た映画の中で、圧倒的な存在感を示していたのが、この映画『蟻の兵隊;The Ants』…
京都大学にて行われた鑑賞会・監督のトークショーに参加。
映画、そして監督の言葉に涙がこぼれ落ちた。
作品に込められた思いがひしひしと伝わってくる。
滅多にないような魂が揺さぶられる経験をした。
貴重…
45年のポツダム宣言後、戦い続けることを命令された兵隊が居た。
日本は彼らが自主的に戦い続けたと現地除隊と判定し、戦後補償をしなかった。
日本という国の加害者的側面を知るという意味でも、価値があ…