ペパーミント・キャンディーの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 187ページ目

彼の人間性を破壊したものは、
世界中どこでもあるし、今後もなくならないだろう。私たちたちはそんな化け物と一緒に生きている。化け物は貴方であり自分だ。しかし、幸せの意味とか暴力とか未来とかを考えざるを…

ソルギョングってどんな俳優？って人にはこの作品。ＴＨＥ役者。物語は逆再生。20年の幸福感と絶望感を端から端まで演じきった。タクシードライバーのデニーロとかブラックレインの松田優作とかと同じ匂いがす…

レールは景色を分断し、その上を走る列車は時を前へと進める。彼の人生の岐路では、常に列車の走行音が鳴り、次いで逆回しの映像が挿入される。
悲劇的な結末から物語が始まり過去へと遡る構成は、そこまで目新し…

列車の逆再生がすごくいい。線路が枝分かれしていたり、印象的でした。
何より話を遡っているのにも関わらず、話がまとまっていくところがうまいです。
話を繋ぐペパーミントの味って未だに好きになれない。社会…

人生は点ではなく線なのだ。

生きていく中で直面する数多の出来事、点の上で立ち止まってはそこで終わってしまうのだと、それでも時間だけは死ぬその時まで決して止まることはないと、腹の中に大きな岩を置かれ…

映画は主人公キム・ヨンホが高架橋の上で迫り来る列車に両手を広げ、死を目前にしたヨンホが「あの頃に帰りたい…」と叫ぶシーンからスタートする。ヨンホが何故このような運命を辿ることになったのか。ヨンホの過…

ペパーミントキャンディー。鼻孔をつく爽快感と仄かなその甘さは、死を目前にした男の懐かしの味。これは人生最後の瞬間から、思い出の終着駅へと辿る男の悲しき香路である。

過去を遡っていくにつれて「この出…

命がなくなるとき、人は人生を走馬灯のように思い出すという。右も左も選択できる自由な人生だから悔いないよう、間違った道に反れぬよう、歩んでいきたいと思った。

ずいぶん前に見た作品だが、簡単に感想が書…