人生の喪失と崩壊
決定的なあの日から、私は狂ってしまった
暴力を内面化したのはいつ
性的逸脱を自分に許したのはいつ
DVを初めたのはいつだったか
男の絶望するまでの20年間を、歴史と生活を辿りなが…
ちょうど今イ・チャンドンの新作が上映されており、個人的にはだいぶ前に観た『オアシス』にかなり食らってしまい、長年温めていた彼の作品群をこれを機に観ていこうと思い本作を鑑賞したのだが、全く食らわなくて…
>>続きを読む軍隊、警察、かつての軍事独裁政権、さらには男性中心社会やIMF介入後の新自由主義への強烈な批判。歪んだ社会に適応しようとする中で失われて(奪われて)しまう誠実さ。手持ちカメラを多用しているが全くチー…
>>続きを読むもしあそこでああしていたら、もしあそこであれが起こらなければ、今ごろは違った人生になってただろうか、というどうしようもない後ろ向きな未練を後ろ向きの時間軸で遡っていく。しんどい。救いがない。過去に遡…
>>続きを読む帰りたい。
痛みを知らないあの頃へ。
【あらすじ】
20年前に行った河辺のピクニックが再び開かれた。
皆が当時の同僚たちと歌い踊る中、突如として異様な男が登場する。
キム・ヨンホ、40歳。
フラフ…
人生に絶望するのも納得がいくほど、まぁ何ひとつ良いことが起きない話。「あの頃に帰りたい」と願い、少しずつ過去のターニングポイントへと戻っていくから、だんだんと「人生が美しく」なっていく。列車のシーン…
>>続きを読む過去を遡っていく本作は、「あのとき、こうしていれば」という選択の連続でもある。そのひとつひとつの選択を辿ることは、まるで1979年から1999年にかけての韓国の闇を遡っていくようでもある。1979年…
>>続きを読むこの映画のジャケット写真が、なぜかあまりにも好みだったので観てみた。
横暴な主人公を不愉快だと思いながら観続けた。
主人公の過去が明かされていくにつれて、その横暴さが自暴自棄だと思うようになって、…
有名なイ・チャンドン監督作品。
彷徨いながら、振り返ったクソみたいな人生への自責の念。自分は悪くはない、時代が悪かった、そうやって逃げてきた男に幸福が訪れるのでしょうか?
観終わってからいろいろ考え…