色んな監督の映画を観たあとで小津に戻ってくると、小津スタイルがすごくよくわかる。
ローアングルとか固定されたショットとか、独特のテンポの台詞の掛け合いとか。ああ、小津だ、ってなる。
今回特に感じた…
本質を描いているからなのか
共感できる部分が多くてびっくりする
人間はどの時代もあまり変わらないのかな…と。
そして美しい。色がわからないのに
ここまで美しい、情緒がある、
と思うのは…天才?(みん…
紀子三部作の2作目。まさに2作目らしい、『晩春』と『東京物語』の掛け渡しのような作品だった。
『晩春』では、親を想うがあまり根気を逃した健気な女性のような印象を受けるが実は心がまだ幼く親離れができ…
『東京物語』、『晩春』、そして今回の『麦秋』で小津の紀子三部作を制覇。
紀子は周囲から急かされる結婚を決意したときに相手の事を好きになったというわけではなく、安心するという言い方に留めていて、もし…
素晴らしい。やはりこれも残酷な映画で、ヴェンダースは小津のことなんもわかってなかったんだなと痛感する。今作も他の小津作品と同じように人々の選択と時の流れをそれぞれ縦軸・横軸として関係性が断裂していく…
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