何か面白いことないかの作品情報・感想・評価

「何か面白いことないか」に投稿された感想・評価

obao

obaoの感想・評価

3.8
@シネ・ヌーヴォ
…のチラシには“商業映画でこんな映画を作るなんて!”とある。
石原裕次郎&浅丘ルリ子の黄金コンビを使って『憎いあンちくしょう』では、愛を信じないふたりが東京から九州へジープを運ぶというロードムービーを作り上げた蔵原監督。その姉妹編とも言える今作では、人生の虚無感や死を哲学的に問いかける。

あの青春スター石原裕次郎と自殺を並列するという背徳。

戦後から立ち直り、次は「何か面白いことないか」と、空虚な生活を抱えている現代の人々。そんな中パイロットという花形職業を捨ててまでセスナ機を買う青年の型破りな生き方を疑う浅丘ルリ子とのやりとりが、いつの間にか自殺願望の青年のように取り上げられてしまう。

人の死さえも娯楽にしてしまうという人間の嫌な部分を見せつけ考えさせる蔵原監督。しかし、石原裕次郎が自殺するわけないと観ている観客との温度差も何だか面白い。
先日のトークショーでは浅丘ルリ子と出会ってから作風が変わったと講師の方が言われていた。そう、今作は石原裕次郎主役にみせかけて実は浅丘ルリ子主演の映画なのでした。

【生誕90年 映画監督・蔵原惟繕】にて
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

3.3
典子三部作の2作目。
洋画のような愛に生きる女性を描こうとしたが、うまく飛び立つことができなかった。
裕次郎の魅力のなさ!
泊まり込みに来る保険会社の人がいい味出してた。