寝ずの番のネタバレレビュー・内容・結末

「寝ずの番」に投稿されたネタバレ・内容・結末

監督 マキノ雅彦
脚本 大森寿美男
キャスト 中井貴一, 木村佳乃, 木下ほうか, 田中章, 土屋久美子, 真由子, 石田太郎 

静かにとりおこなわれるはずの、「お通夜」=「寝ずの番」
しかしただのお通夜ではない、大人の為のエンターテイメント。

内容は下な素材が多いんだけど、決して下品でじゃなくて、卑しさがない。津川さんの感性がすごいと思った。
そして役者さんの芸がある。
すごくあたたかくて笑みがこぼれる作品でした。

取り上げている内容は「お通夜」と一見暗そうだけど、
後味スッキリの作品、好き嫌いはきっぱりわかれると思う。

2010/2/17
おじさんたちが盛り上がっているのを横で聞いてるような気分でした笑
粋な会話にクスっときたり、下ネタにこんだけ笑えるのは楽しそうだなあと思ったり。
序盤のそ○のくだりが一番面白かった!中井貴一さんの色気。なので少し尻すぼみな印象です。
死者の視点と寝ずの番の者どもの求心空間と、、3つの寝ずの番を巡る空間と視点の変容と、、一つめの番は、壇と死者の直線上に座卓があって、座卓を囲んで番が進む、、死者が上座にあって、その下に座卓を中心とした求心空間がある、、二つめの番は座卓から少し離れたところに壇と棺がある、、死者と座卓は直線的な関係にない、、この関係性は一つめは師匠と弟子の上下的な関係性に対して、兄弟同士のある種平行的・横軸的な関係性とリンクしているか、、三つめの番は、一つめと同じ空間配置関係、、これも師匠の妻だからか、、ここでは最後に歌い、そして座卓の周りを回遊する、まるで一遍上人絵伝の踊念仏の狂酔のように、、座卓の求心性はこのときもっとも印象的なものとなる、、3つ全てに通じるのは必ず死者が召還されるということ、、このとき落語の舞台の見る・見られるの関係性が起動する、、つくづく視線にまつわる物語だ、、ちなみに、死者への回想の中で死者同士の共演は見られない、これをどうとるか、、常に死者は絶対で唯一なのか、、死者の二人以上の同時回想はあまりにも強すぎて心が耐えられないのか、、多数の生者と一人の死者が情緒的にはいいのかも、、そして意識させられるのは連続性という問題、、最後のセリフで次の寝ずの番が予告されるわけだが、、その時番人たちの数は一人減っていることになる、、それが繰り返されていくとやがて、、それでも新たな弟子をとればともあれ番は連続していくのだろう、、長押に掛けられた三枚の遺影は増えながら、座卓を少し斜め上から見つめていく、、映画自体はいい出来だとは言えない気もするが、空間・視点的に語るべき点はある、、
下ネタのオンパレード。下ネタに始まり下ネタに終わるという世にも珍しい映画だった。確かに前半は愉快で笑えるが、中盤からもう下ネタはいいよ..とうんざりな気持ちが少しづつ高まっていく。話の展開も通夜の繰り返しで広がりが無いのでどうしても飽きがきてしまう。正直、もう少し短ければ最後まで楽しんで観終われたと思う。オープニングの『おそと』と『おそそ』を聞き間違えるという大ボケは本当に落語にあってもおかしく無いような話で、大いに笑えた。
上方落語界の重鎮が亡くなり、寝ずの番をすることになった弟子たち。

師匠の体でこれも芸の肥やしと古典落語「らくだ」の「かんかんのう」をするシーンは腹を抱えて笑いました。
通夜の席で不謹慎なことを繰り返すんですが、くだらなすぎて、わらってしまいした!
のっけから下ネタ全開でたまりません。笑
通夜を描いた映画なのに、どこかアッケラカンとした空気が良いね。
故人を偲ぶ思い出話も、それに花が咲けば笑いも起き、盛り上がりもする。
この映画で描かれるのはそういう世界。

この映画で描かれる思い出話の笑いは、ほぼ下ネタ。
放送コードに引っかかるような単語ばかりが飛び交っているにもかかわらず、繰り広げられる粋で洒落の効いた内容のせいか、あまり下品な気がしないw

個人的に下品なだけの下ネタは嫌いなんだけど、この映画のセンスには実に笑わせてもらったね。
終盤に中井喜一と堺正章が繰り広げる三味線での歌合戦にはやられた。
歌の内容は下世話なのに、言葉のセンスでこうも面白くなるのか…。

それがまた通夜の席での会話だっていうシチュエーションが面白くもあるわけだけど、宣伝文句の「バチが当たるほど面白い!」はまあ納得。
そして、どこか死んだ人に対するやさしさも感じられるこの作品、個人的に気に入りました。