驟雨の作品情報・感想・評価・動画配信

『驟雨』に投稿された感想・評価

圧倒的超絶最強大傑作(語彙力)
今のところ『めし』と並んで成瀬のベストか。。。
『めし』同様、問題を抱えた子供が不在の夫婦映画なのだが、本作の佐野周二がモラハラ夫感ある。
お互いの文句を言い合う町内…

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yz

yzの感想・評価

5.0

シリアスさとコミカルさの共存した台詞の応酬の魅力。

夫婦(家族)は最も近い他者である。
故に室内シーンで多用される奥行きのある部屋1にいるAさん、部屋2にいるBさんを同時に捉える構図によってその境…

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Kazuho

Kazuhoの感想・評価

5.0

仮にもし本作が小津安二郎『晩春』の続篇だと仮定してみたら急に面白みが湧いてきた。

細部を見ると台詞の掛け合い一つ一つにかなり神経が使われているが、全体は大味にならないように小気味よくまとまっている…

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おい、

〜しろ!"お前"、命令口調。成瀬監督のコミカルな演出と、小津作品とは異なる原節子の魅力で描かれる、倦怠期の夫婦。"奥さん"という言葉のように、男と女の時代性もあってのステレオタイプな役割分…

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ゆい

ゆいの感想・評価

4.1

成瀬巳喜男3本目、1番好きかもしれない
戦後間もない頃から既に、家父長的な夫婦の在り方に対する反発みたいなものってずっとあるんだな(ってドライヤーの「家庭」観た時も思った気がする)
そんなクソしょう…

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岸田國士の複数の戯曲を水木洋子が脚色した。原節子と佐野周ニの夫婦は結婚4年目にして倦怠期を迎えている。1956年の作品ゆえ亭主関白な家庭も多くあったろうが、今こんな横柄な旦那はそうそういないだろう。…

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終わり方100点!
引越しの挨拶で隣人にもらった蕎麦の引き換え券をすぐに引き換るところを隣人に目撃されて蕎麦頼んだのにうどんがくる場面とか日常の場面や人間の仕草がおもしろい。ラストの軽やかさ好き。
ni

niの感想・評価

4.5

マンネリ化した夫婦の局面を、都会を舞台に、近所付き合いの煩わしさ、リストラ、生活の苦しさ、夫の病、階級差などの問題とともに描いている。
だが、この驟雨も、「妻よ、薔薇のようなれど」と同じく、コミカル…

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観た中では圧倒的に成瀬のベスト
夫婦という関係のリアルではなくリアリティがある。そう思わせてくれる会話に見せかけたアクションの応酬。それが最後の紙風船に集約される。
画面の奥行きと境界線の作り方が凄…

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