驟雨に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『驟雨』に投稿された感想・評価

久しぶりの成瀬巳喜男監督作品。現代からすればかなりイラっとする昭和の夫婦喧嘩を飽きずに最後まで観られたのは、原節子と佐野周二のラリーが面白いから。すでに妻君に敷かれているのがわかっていての夫の足掻き…

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全体的に面白くは無いけど、ラスト付近は良かった。
ちなみに「驟雨」っていう三段の課題が神戸ボルダーにある。
4.0

原節子演じる夫婦の倦怠を迎えた女性を小津安二郎とは一味違う成瀬巳喜男流の演出で見事に撮りきった一本。
灰皿、新聞、井戸といった小道具たちは、緻密に計算されたかの如く夫婦の日常を描き出している。
ラス…

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4.0

面白い

序盤の会話が面白い。
なかなか具体的なエピソードを語らず、とにかく不満気なアヤコ。

灰皿を放る原節子、立ち上がる夫を目で追う原節子。
原節子は肉体感が良いと思っているためあまり動かないの…

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4.0

結構終盤まで動きもなく映像的面白さがなく、これはだめかと思ったが、最後のシーンの解放感と急激な映画の昇華、夫婦の不安定さを完璧に表した紙風船泣いてしまうほど面白い。壮大なフリと瞬発的なオチで構成され…

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いや、いや「めでたし、めでたし」ちゃうし。あんなモラハラ夫との生活を結婚なんて男なんて「こんなもんだし」で片付けちゃうの?

おい!おい!って犬じゃないんだからと思ってたら本当に犬が出てきて「こんな…

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このレビューはネタバレを含みます

佐野周二の容赦ないモラハラにイライラが止まらない!原節子の代わりに殴りたくなること請け合いである。倦怠期の夫婦のギスギス具合は成瀬のフィルモグラフィーでも最強レベルじゃないだろうか。その分、なんやか…

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masat
3.2

「いい気なもんだ」
と、隣に住む小林桂樹は根岸明美と呆れている。
そう、二人にしか解らない憎しみと信頼の“愛という名”の紙風船が行ったり来たり、上がったり下がったり・・・ラストカットは、危なっかしい…

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3.2
夫婦の倦怠感の出し方がすごい。
見栄を張る男性のカッコ悪さが滑稽。
時代の生活も見えておもしろかった。
原さんのお面のような笑顔が悲しかった。


 夫婦を描いた作品は夫婦関係が完全に冷め切った状態やその逆の極端な状況を描きがちだが、本作品は絶妙な距離感で夫婦の関係を描いていた。

 最初の30分はほぼ自宅の中での話で展開にも特に変化がないた…

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