倦怠期の夫婦を描いた成瀬巳喜男監督作品。原節子、佐野周二主演。
各々が不満をぶつけ合う近所の集会の厭らしさ、帰宅後の本作中でもっとも直截的な物言いによる夫婦喧嘩。
翌朝、裏庭に飛んできた紙風船を力…
風船遊びで夫婦を救済してしまうハートフルなラスト。今まで観た成瀬の中でも一番好きなラストでした。ヤマはないが、オチは完璧な一作。
ラスト、もう何事にもときめかない年頃に、ふと童心が呼び起こされ、生…
おもしろい。最後はもう声を出して笑ってしまった。夫婦の悲喜交々がユーモアたっぷりに描かれている。
佐野周二と原節子が倦怠期の子なし夫婦を演じているのだけど、それがとてもリアル。休みの日に遅く起きて…
成瀬巳喜男✖️原節子
芥川賞の選考委員も務めた岸田國士の戯曲が原作
とある夫婦の、いつもと変わらない日曜日が始まる…
今まで観てきた成瀬巳喜男作品の中では、一番良かった
二つの夫婦の対照も面白か…
日常の中に潜む夫婦の噛み合わなさを細やかに演出する成瀬らしい作品。隣家の夫婦や新婚の姪、多くない登場人物が見事に効いている。どこか斜に構えた見栄っぱりの夫を演じた佐野周二もいい。なんだかんだと言った…
>>続きを読むスポーツぽかった。口論の場面で、それぞれのミドルで切り返した後に、位置関係を示す引きのショットが挟まる編集のリズムが、プレイヤーの形勢を示している。メロドラマが球技対決に収斂するのは『チャレンジャー…
>>続きを読む世間で確立された聖女的な小津監督作品の原節子像とはあえて変化を加え、地に足のついた成瀬巳喜男作品における原節子はまた違った魅力で魅せてくれる。
上原謙と夫婦役を務めた「めし」と併せて、家族や夫婦間の…