青空娘の作品情報・感想・評価

「青空娘」に投稿された感想・評価

増村保造監督による若尾文子主演元祖アイドル映画。

全く飽きる事ないPOPな映像。
若尾文子の瑞々しい美しさは、ヘアスタイル、ブラウス、ロングスカートも相まってヘップバーンさながら。

赤電話が並ぶ公衆電話所、湊町の長屋、緑多き青山奥の住宅、木造の東中野駅舎、真っ黒な車両の中央線、銀座の街並み、算盤、ラベンダーやピンクのパステルカラーの電話、バイヤリースの毒々しく爽やかなオレンジ、高架沿いの貧民街、etc
時代風俗を彩るディティールも見逃せない。

眼福を得ることの出来る一品にご馳走様。

〜〜

来週は「赤い天使」がようやく観れる!

2018劇場鑑賞8本目
音楽もメルヘンだし、設定もシンデレラみたい。しかも絶対的ハッピーエンドだし。日本のディズニー映画って言っても過言ではない。(過言だったらどうしよう)

とにかく演出が律儀で、正統派

ちょいやくの役者が大根過ぎてなんか笑える。そこがすき。

魚屋さんと女中のおばはんの掛け合いがいちいち哲学的なの良かったよ。あとめちゃくちゃ弟欲しくなった。ふ
生き別れた母親の存在を知らされた少女(若尾文子)が、自身の出生の謎を解明すべく行動に出る。増村保造特有の女性上位思想が炸裂している、ヒューマン・ドラマ。源氏鶏太の同名小説を原作に取っている。

薄幸美人の悲劇が主流だった時代に、自立した女性の威光を創造させている作品。ヒロインが自由意思のもとに動き回り、エピクロスの快楽主義的な精神で、あらゆる局面を乗り超えていく。

少女性と母性の両方を兼ね備える、若尾文子の立ち居振る舞いが蠱惑的。屈託のない笑顔はさることながら、フェロモン満点のうなじとぷにぷにの二の腕、そして身体の豊かな曲線美が見目麗しい。彼女の一挙手一投足を眺めているだけで多幸感に見舞われる。

「男の背中に黙って付いていく」という古式の美学に対する、痛快無比なアンチテーゼ。のどごし爽やかな青春ドラマを堪能することができる。
Ricola

Ricolaの感想・評価

4.0
「先生、東京にも青空ってあるんでしょうか」
「ああ、あるとも。ただみんな見ようとしないんだ」
ああ、自分も青空をたしかにあまり見上げていない。

始まり方からシャレている。青空に向かって叫ぶ男女からの青空をバックにタイトル。もうこの時点で爽やかな青春映画が始まる予感しかしない。

実際は「シンデレラ」のような設定で、主人公の優子が本当にいい子で、寓話的な話だった。

白いシャツに赤いフレアスカートの若尾文子さん。爽やかだし輝くばかりに美しい。
見た目が美しいだけでなく心も美しい娘の優子、明るく健気な姿に元気をもらえた。

女中の先輩と魚屋さんのやり取りがいい味出していて、コメディ要素がそこに特にあった。

三角関係にもムズムズするし、恥ずかしそうに目を逸らしたりする様子に胸キュンだった。

主人公の若尾文子さんを最高に美しく撮るための映画に感じたが、それにしては話もテンポが良くて面白かった。
どエライ傑作。ぶったまげた。

イン/アウトを使い分けることによる画面内の情報量のコントロールが巧みでその演出がそのままこの映画の持つ快活なテンポ感を高めている。
身体と精神の”アクション”を的確に捉えるカメラークが印象的。縦横無尽に動き回る人物を捉えて離さない増村監督の”視線”を体現していることがわかる。
キャッチーで真似したくなる台詞回しも楽しく、そのどれもがマシンガンの如く繰り出される。その台詞の密度の濃さは決して乱雑な印象を与えず緻密な計算の下に配置されていることがわかる。

しかし、それらの技術的、演出的テンポ感はあくまでも本質的なものではないと思う。
この映画の持つエネルギーの根幹は登場人物の起伏の激しい感情の流れから来る。
決して停滞感のある感傷には陥らず誰もが明確な意思を持って前に進んでいく。
奥ゆかしさを敢えて捨て去ることで他の映画(特に邦画には)無い天真爛漫で爽やかな空気を生むことに成功している。
ubik

ubikの感想・評価

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タイトル入るまでの手際の良さ

折っちゃうわよ?
猫おせんべい

先生ですな、はしかは

了解!

男の子

他人よ、でもとても仲のいい他人
若尾文子みたさにyoutubeで観たが、コミカルなシンデレラストーリーがキャラの立った役者のテンポのよい喋りで展開されていく。ミヤコ蝶々の「ほんまにブルジョワっちゅうもんは、、、」ってのが最高!
DVD版は色の赤みと粗さが気になった。劇場ではあんなにシャキッとしてたのに。でも、主人公の湿っぽくならなさがホントにすごい。
イトウ

イトウの感想・評価

4.3
この世で最も美しい炭坑節が聞ける
若いころの若尾文子の魅力が全開のシンデレラストーリー!
たしか若尾文子映画祭のポスターもそのころ出た本の表紙もこの映画のヴィジュアルだった。

明るく可愛いく何があってもくじけず前向きな有子…そして増村作品だけにヒロインは自ら力強く戦って勝利をもぎ取ってゆく。

女中役のミヤコ蝶々の流暢すぎるしゃべり、なさぬ仲の敵役を演じる沢村貞子の意地悪さと後ろ姿の泣き、バーのママの気の利いたセリフなど脇を固めるオバさんたちがとても素晴らしい。

何度か出てくる崖の一本松のロケーションと最初と最後に出てくる空の青さが印象的な、傑作といってもいい一本。
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