朝井リョウのインザメガチャーチの話をしていたら上司に「まだ観てないの?!観たほうがいい!」と言われて鑑賞 ずっとリストに入れたままだった訳だけど本当に観てよかった、今まで観てなくてちょっぴりの後悔す…
>>続きを読む全員知ってる。全員の気持ちも考えもわかる。一瞬でつい何年か前の高校時代の不味くて苦しくて必死だった空気を思い出した。
所詮他人のことで、自分にとって何も関係ないことでも振り回されていく人もいれば振り…
公開当時、電車の中で桐島が最後まで出てこない事に憤慨してた男女の会話を盗み聞き(勝手に耳に入ってきただけで盗んだ訳ではないが)して、そこではないと頭の中でツッコんだ思い出がある。
かなり好きな映画で…
「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」ということに直面して崩れてしまう東出昌大のあの演技は青春映画史上傑作シーンのひとつ。
キャラクターそれぞれのモノローグで青春群像劇を描いた原作とは真逆に…
感情が入り組みすぎててキャパオーバーだった。まるで自分の話だと全員に対して思う一方で、全員かつて嫌いだったクラスメイトにも見える。
結局できるやつはなんでも出来て、出来ないやつは何にも出来ないんだよ…
自然発生するスクールカースト
そこにある目に見えない階級という境界線を不意に踏みこんでしまわないようにジッと無意識に身体を固める。
思春期独特の緊張感。
その世界は水が限界まで注がれ、表面張力によ…
作品の完成度
本作の核心的な完成度は、不在の主題を巡るメタ構造と、時間の反復を用いた視覚的修辞の徹底にある。吉田大八監督は、朝井リョウの原作が持つ群像劇の形式を、単なる多視点ドラマではなく、「桐島が…
「桐島が部活を辞める」という出来事を通して、クラスメイトそれぞれの視点から、同じ1日を何度も描く構成。
高校生の時、"学校"が世界のすべてだった。狭い世界の中で上手に立ち回るしんどさ、将来への焦燥…
(C) 2012「桐島」映画部 (C) 朝井リョウ / 集英社