死ぬほどお腹が痛いのに激烈に眠くもあり、ほとんど集中できなかった割に、べらぼうに良かったことだけは覚えている。だからすごくいい映画だったんだと思う。
賑やかな街でふとすれ違う男女の、ミニマルで結局…
早稲田松竹「都市と抱擁」特集の一本目。
身投げしようとする美女と画家、美しい都市、精緻に配置された調度品、リリカルな会話など、私がざっくりと思い描くフランス映画そのものといった感じ。
正直に申し上…
12時間くらい寝てから見ないと寝てしまう映画。で、3分の1くらいウトウトしてしまった。とはいえ、たぶんストーリーはそれほど展開しなかったと思うので、把握できたはず。ヌードシーンですら眠気を誘ったのは…
>>続きを読む俺のための物語と思った
個人的なレビューになる。この映画の男にとって恋とは画材である。彼は恋し、妄想し、それをテープに録り、キャンバスに落とし込む。
ブレッソンのこの映画をふくめ、優れた映画は多…
ドストエフスキー原作の恋愛譚を、ブレッソンは徹底的に感情をそぎ落とした実験映画に仕立てあげた。役者は抑揚なく台詞を発し、ヴェネツィアも冷たい舞台としてしか映らない。
正直かなり退屈で、期待して観る…
孤独な画家の青年はある夜、セーヌ河にかかる橋身投げしようとしている女性と出会う。ロベール・ブレッソン監督の恋愛作。単調な展開や淡白な表情が多々ありながら、フランスの街並みや雰囲気も相まって一つ一つ絵…
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