終始、主人公の青年の奇行が気持ち悪く、ヒロインであるマルタは人生における恋愛の比重が重すぎる。
これは若さ故の奇行と危うさ、残酷さ、男女間の長年の性別的特性をある種誇張して表現された面白い作品でした…
人間のややこしさやめんどくささを丁寧に表現するフランス映画好き
マルトはまぁまぁわかるけど、ジャックはオリジナリティのあるイカれ具合でおもしろかった。
ふたりとも自己投影を恋とか愛とかの感情と錯覚し…
ロベールプレッソンが撮る洗練の極みのようなミニマムな映像が好き。
言葉少なで、無表情な人物たち。冷たい静けさ。
1970年代の雑多なムードの街をロベールプレッソンのフィルターを通すとこんなになる…
かなり大胆な現代翻案だと思う。台詞(テキスト)の余白をベタベタとした身体接触で埋めつくし、普段はカットで分断するところを顔と身体に触れる手つきが連動している。接吻からティルトダウンして愛撫を見せるシ…
>>続きを読むジャックは、線形的な時間の束縛から解放された夢想家である。事象とは押し寄せる映像の波であり、彼はその只中で漂流する。
テープレコーダーへの発声行為は、単なる記録を超えた自己複製である。しかし、録音…