生涯で観た映画で最も面白かった。
冒頭の列車強盗からして途轍もない人物の捌き方。全てが速い。そして蒸気の迫力。
刑務所内の食堂で発作を起こすキャグニーを捉えた俯瞰のロングが凄い。突き放した冷たい…
(デジタル)
とにかく役者と演出が上手い。
ワンカットで主観を入れ替えるカメラワークが見事(ピン送りを使ってない)。
最近の映画よりも複雑な構成で、特に邦画とは比べ物にならない。
凶悪犯も人間…
ラオール・ウォルシュ監督とジェームス・キャグニーが「彼奴は顔役だ」以来のタッグを組んだギャング映画。当初の脚本が気に入らず、主人公のキャラクターをマザコンで短気なギャングのボスにすることをキャグニー…
>>続きを読むバチバチバチくそにおもしろい!犯罪劇におけるありと凡ゆる要素が詰め込まれており、そしてそれが縦横無尽に駆け巡るため、活劇として完璧すぎて声出ちゃった これの邦題が『白熱』ってマジかよ、それは俺の感想…
>>続きを読むネタバレします。
細かい設定がストーリーと緊張感を引っ張って感激する。序盤の機関車強盗シーンで、まさかの蒸気。遺体に証拠はないが、タバコの箱の指紋から判明し、死して尚、「おしゃべり」という皮肉も良…
列車強盗容疑でアシがついてしまったギャングのボス、キャグニーはガス室送りを逃れるために別件で自首して刑務所に潜伏するが、その工作を見抜いた財務省(シークレットサービス?)は敏腕潜入捜査官ファロンをギ…
>>続きを読むラオール・ウォルシュレトロスペクティヴ〈ウォルシュを観て死ね!〉にて。
初ウォルシュ。どの作品がいいか分からなかったのだけど、ちょうどタイミングのあった本作にしてみたら、大当たりだった!
これが…
フィルムノワールとして面白さが尽きない質の高さに加えて、キャラが立ったマザコンのギャングが大暴れする最高の映画。一見して粗暴な男が知能犯の側面も併せ持っていて、そのギャップとともに抜かりない警察との…
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