イ・チャンドン監督はやはり天才。
農村の川辺で遊ぶ子どもたち、川上から流れてくる白い物体。それが少女の死体だと判明するや否や、無音で浮かび上がる映画タイトル「詩」。鳥肌が止まらない。
孫と2人で暮ら…
必死に歯を食い縛って生きている人を描きつつも、当人にしか分からないであろう領域は他人のまま、故に深い悲しみに面するほど、カメラは被写体から遠退いていく
家の中のカットはいつも揺れていて、緊張感があっ…
イ・チャンドン監督作品は「オアシス」が途中しんどくなってやめてしまったきりです。
他の方も言われてる通り、見終わってからしみじみ効いてくる映画でした。
なんというか映画の作りとしては直接的な表現では…
なんて素敵な空気感だったんだろう。スローな感じが心地よかったのか不穏な空気もあるからか、とにかく飽きなかった。
自分だったらブチ切れそうなところが途中いくつもあったけど、なんとも言えない雰囲気で、認…
空虚な心で何かを見出そうともがく人
誰かを支える"だけ"の人としての主人公
漠然とした寂寞感
能動性のない単調な日常
自分の内面から溢れ出る強い感情や哲学がない
「詩は目で見て書くものです、人生…
走る少年など、ラストカットが美しさの羅列すぎる。映像で詩を書くとはああいうのを言うのだろうな。
イ・チャンドンの撮る物語はいつも滑稽さと深刻さの重力が適切で、ジェットコースターよりも遅い速さで繰り…