ポエトリー アグネスの詩(うた)に投稿された感想・評価 - 5ページ目

『ポエトリー アグネスの詩(うた)』に投稿された感想・評価

shoepexe

shoepexeの感想・評価

4.0
残酷な現実と向き合うことで開かれる創作の世界。イチャンドン流の祖母なる証明
nzc

nzcの感想・評価

4.5
冒頭「私はまだマシ」という主人公が目を凝らし犠牲者の苦痛を想像し自らを重ねることで詩を生む。メモに雨が降るシーンの美しさは大きく心を動かされた。

家父長制の世に若い(特に十代の)女性はどうやって生き延びてきたのだろうか。

日記を遺して社会に投げかけた意図は揉み消され、無念にも永遠の絶望の中に封じ込まれようとしている被害者の存在に気づいた主人…

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あっさ

あっさの感想・評価

3.5

115(112)
韓国で実際に起きた集団レイプ事件に着想を得て作ったらしいが、被害者や加害者、事件そのものを取り上げるのではなくあくまで関係の薄い老女が主人公

世界を美しく見ようとする詩作に魅了さ…

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temo

temoの感想・評価

3.8

イチャンドンのドキュメンタリーを観に行く前に、まだ観てないこちらを予習。
本当に、この監督の作品は観賞後に気持ちが揺さぶられてしんどい。

真の美しさを見つけるために詩を習い始めたのに、美しいどころ…

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未見だったがリバイバル公開でやっと見れた!
結果、どう帰ったか覚えがないほど心奪われ刺さりまくり、生涯忘れられない作品となった。

気品ある笑みと化粧、おしゃれ、でも生活はギリギリ、なにかしらアンバ…

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あさの

あさのの感想・評価

4.0

美しい世界にも汚いものがあるのか、汚い世界にも美しいものがあるのか…。キャスティングの素晴らしさが際立っていた。車だけしか出さない共犯者の親のいかにも性格悪そうな感じ、そして、孫のぼんくらな感じがと…

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このレビューはネタバレを含みます

イチャンドンは人間が好きだ。しかし、彼は他の人間が好きなタイプの作家とは群を抜いて人間を厳しく、醜く容赦なく描く。しかし、彼は人間の美しさも描ける。つまり人間を現実的に誠実に描く作家だ。人間は矛盾だ…

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ノートに雨が降ってくるシーンだけはしばらく忘れないと思う
好きー

何ともいえない後味の残る作品だ。しかしそれは決してネガティブな意味ではなく、物語の中で自分が感じた違和感を、クライマックスで綺麗に洗い流してくれた、気持ちよさの後味だ。自分の中にある正義感、孫にとっ…

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