ムルナウ監督の1927年のサイレント映画。
「タブウ」に続いて初鑑賞だったけど、大傑作すぎた!
およそ100年前の映画とは思えない、むしろ100年前に既に映画は完成されていたのだと唸らされる大傑作だ…
字幕遊びや多重露光などドイツ表現主義映画の技巧を散りばめつつ、アメリカ資本の強さも垣間見せつつ🎡映画ならではの技法を駆使して人物の心情を描ききってやろうという気概が一貫して感じられた。通りを渡るシー…
>>続きを読む駆け落ちするため妻を転覆事故に見せかけて殺せと悪女にそそのかされた男が、失敗し、怯えた妻と一緒に都会に行き一緒に過ごす。2人は愛を取り戻し家に戻ろうとするが帰り道、今度は嵐で船が本当に転覆し妻が行方…
>>続きを読む田舎の避暑地にやってきた、都会の性悪美女に拐かされた男が、従順な妻を亡き者にするかどうかを右往左往して結局元さやに戻る話。
という至極単純なストーリーだが、ディフォルメされたチューダーハーフティン…
授業で観たので途中まで技術的なことだとか演出面に注目して観ていたけれど、途中からはとにかく面白くて完全に観客として楽しんでしまった。しっかり感動してしまったしとても面白かった。人間の暖かさだとか滑稽…
>>続きを読む廃盤とのことで中古DVDが13000円もするため、買うのをずっと渋っていたが、本当に買ってよかったと思わせてくれる、サイレント映画の魅力が詰め込まれ多幸感で満たされる素晴らしい映画。教会のシーンこれ…
>>続きを読む【映画鑑賞批評②】
無声でも音楽と演技で楽しめるのが魅力であると感じた。というのも「表情が豊かさ」と「音楽による雰囲気」と「音楽と俳優のリンク」により無声でも理解に及ぶ。特に嵐で遭難した妻に男が声を…