光が強くなれば、同時に闇もその黒さをましていく
美術と撮影にばかり目がいく。
ストーリーは至って普通。
でも、元夫の純真潔白さが増していくほど、妻の悪への衝動が増していったというのは人間臭くて良い…
この映画を退屈に感じるというのは、それほど我々が、ムルナウ(たち)がやったことに依拠した映画たちを今まで観てきたということで。現代の我々がこの映画を観て何か新しい発見を見出せるかといえば、もはやそ…
>>続きを読む西洋の伝統のトワイライトが満ちるフォーゲルエート城で繰り広げられるミステリー
モノクロ、着色、シンメトリー、、
「吸血鬼 ノスフェラトゥ」へと繋がるような不穏さや格調高さ
映画芸術黎明期の空気…
館モノやん。館モノといえばミステリの定番だが、あまり読んだことない。過去に起きた死の謎を基に、弟殺しの疑惑のあるエーチュ伯爵と、元未亡人の女で展開していくドラマ。
ムルナウにしては映像が正直退屈。…
序盤、川と思ったのは馬車が通る道だった(これもロケかも)。男爵夫人が立ち上がる際のアクションつなぎ。フォーエルゲート城の全景は模型に見える。湖畔の城での幸せな結婚生活はロケーション。窓から手が伸びる…
>>続きを読む普通に見てたら夢の中で迫ってくる「手」、それだけくらいしか良いとこ見つからなかった気がする。しかし、美術を見とけ!というから、そこまで対称かな?くらいにしか感じなかったセットが中々良いものに見えた。…
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