悪魔の口笛と女神の口づけ。
100年前のモノクロサイレントでこんなにも心を揺さぶられるとは思わなかった。ストーリーは単純なんだけど、巧みな演出と心境を表情で語る夫婦の演技がとにかく素晴らしい。
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すごいね、1世紀前の映画だ。アカデミー賞が始まった年みたい。本作もいくつかの部門で受賞。
無声映画なんだけど退屈せずに観れる。むしろサイレントだからこその歓喜や絶望が伝わる演出で動物の小ネタが入っ…
ムルナウのサンライズを観た……それだけで価値のある体験。最高!!繰り返し使われる多重露光のエクスタシー。当時の技術たちの気合いが感じられてマジで感動する。カメラの移動もめちゃくちゃ立体的で、溝口健二…
>>続きを読む劇映画。メロドラマ。
映画的な大きさが出ている。
普遍性のある芸術を探した結果なのかなと思う。今の時代ステレオタイプ一歩手前になっているのも愛おしいレベルに収まっている。
表現の押し進め、という…
1927年公開のサイレント映画。
タイトルぴったりな素晴らしい作品。
冒頭の汽車の走行シーンで、「え?これ100年前の映画だよね?カメラワークやべーっ」て巻き戻して見返した。
第一回アカデミー賞主演…
このレビューはネタバレを含みます
奥さんがとにかく存在としてかわいい。夫婦関係の再構築をすごく純粋に描いていて、登場人物が生き生きとしてリアルで、素敵だった。サイレントだからこそ、身振りそぶりや表情が豊かで、心に訴えかけてくるものが…
>>続きを読む無声映画時代の傑作にして映画表現の限界を押し広げた詩的作品。
ストーリーは普遍的だが、その語り口が唯一無二。映像による叙情性、感情の流れ、そして赦しのラストにいたるまで、どの瞬間にも映画史的価値が…