原田大二郎の顔や体型がしっかり1968年でとても良いな。永山則夫という人物を背景から丁寧に描きつつ、映像もちゃんとカッコいい。渡辺文雄・小松方正・戸浦六宏・佐藤慶らが適材適所すぎて笑う。一晩寝ただけ…
>>続きを読む2025.03.5
監督.脚本:新藤兼人
出演乙羽信子(母 山田タケ)
原田大二郎(四男 山田道夫)
草野大悟(父 山田半二郎)
戸浦六宏(担任 権堂先生)
河原崎長一郎(フルーツ部…
連続射殺魔、永山則夫がモデルになっているが、一方で、高度成長期を裏で支えた東北地方の中卒集団就職の貧しく哀しい物語がテーマになっている。新藤監督は人間観察が鋭いですなぁ。
比べられるものではないが、…
実際の事件、
『永山則夫連続射殺事件』を題材にした社会派ドラマ。
高度成長時代の負の輪郭を浮かび上がらせます。
貧しい上に子だくさんの家に産まれた、山田道夫。
貧しいがゆえに十分な教育が受けられず…
【1970年キネマ旬報日本映画ベストテン 第10位】
新藤兼人監督作品。1968年に連続殺人事件を起こした永山則夫を題材につくられた作品。主演は新人だった原田大二郎、その母を乙羽信子が演じている。
…
連続殺人で死刑になった永山則夫を元ネタに作られた映画。
集団就職に失敗し、転落していく青年の物語。
新卒で就職した会社を辞めてしまい、次の会社、また次の会社と転々とし、気が付けば底辺に落ち、ついに…
永山則夫は『ヒミズ』の元ネタか。現在と過去を行き来して決定論的に描いている。
ライティングがホラーっぽいのがよかった。老いる母親、名古屋で出会った女、新宿のアパート。逮捕後、実家に記者が押し寄せるシ…
永山則夫事件を題材に北の貧困家庭から集団就職で上京した16才の少年が都会の暮らしで屈折していき、米軍基地から盗んだ銃が唯一の拠り所となって暴発していく様を、当時の時代背景と過去の育った環境を織り混ぜ…
>>続きを読むこの映画、新藤兼人監督が「十九才にして連続射殺犯」となった男を丹念に描いている。
物語は、青森から集団就職で東京のフルーツパーラーで働く若者(原田大二郎)であるが、勤めは長くは続かない。大阪の会社…