有馬稲子のジャケ写に胸を撃たれて鑑賞。小津映画とは思えないほどに絶望に包まれた世界。ここまでに救いのすくない作品は、彼にしては珍しいと思った。心構えをしていなかっただけに、だいぶ落ち込んだ。そうね、…
>>続きを読む俳優陣の表情は言うまでもなく、
駅のホーム、背中、ショットの奥行き、
画に映るもの全てが余すことなく
心の移ろいや揺らぎとして、そこに存在していた。
周吉の表情も、ほとんど変わっていないはずなのに、…
最近は色々考えてる。だけどこれほどの映画を観てしまうともう何も考えられない。いままで映画の何を観てきたのか。何が美しかったのか。映画においては人の実存がすべての先に立ってしまうことがある。フレーミン…
>>続きを読むあきちゃんの彼氏がクズ過ぎる
珍々軒で再会したときにてっきり改心してあきちゃんを探してたのかと思ったら話を茶化して徹頭徹尾自分のことしか考えてなくてこんな男に人生狂わされたあきちゃんが不憫でしょうが…
驚きですねぇ映画ランキング第1位
銀行の監査役をしている男は、次女と共に都内で静かに暮らす。そんな中嫁いだ長女が子を連れて帰ってくる。一方、次女は年若い恋人の子を妊娠し、追い詰められるうちに母の秘…
銀行監査役の父、一人娘を連れて実家に戻ってきた長女、恋人の子供を身籠ってしまった次女、間男と出奔した母の姿を通じ、親子の断絶を描く。
陰鬱な映像と陽気な音楽を対位させた絶望的な世界観の中、母の愛を…