・少なくともこれまで観てきた小津作品においては例外的な位置を占める、特に後期小津作品においてはなおさらのことではある。物語の暗さであったり、前髪を作っていること、冬であること(『非常線の女』では確か…
>>続きを読むそんな嘘や秘密、誰にでも一つや二つくらいあるさ。逃げてるんじゃないの、追いかけてるの。私もあなたも行ったり来たりのすれ違い。こうだったら、そうね、もっとそうしたら。
それが私の気の抜き方なんだから…
ぐっと目を惹くポスターの有馬さんのビジュアルからどうしても鑑賞したかった作品のひとつ。思っていたよりも、うんと重いストーリーだった。そしてうとうとしてしまったので改めて観る必要はあるが、小津作品は後…
>>続きを読む観たことあったの忘れて、もう一回め。小津さんのは、どれがどれだか分からなくなる。予告でもあったけど、小津スタイルを貫いた結果だからだ。
お母さんのシリアスなシーンはほとんどコミカルなBGMだったの…
小津作品は「母親の不在」を前提とした家庭を描くことが多いが、今作は不在のはずの母親が姿を見せる点で特異だった。
今作が今までになく陰惨なのは、それによるところが大きいのではないかと思う。
小津は…
この物語の結論としては「子には両親が必要」ということでなんとあっけらかんとした。
たしかに小津の異色作と言われるのも頷ける
不在のショット、不穏なショット、不健全なショットがある。
父の周吉は勤…
☆私の貧弱な小津遍歴の中では、かなり異色の長尺作品。
☆実は、完成期(後期)小津作品観てなかったので、その印象になったのか?
☆それと、キャストが豪華で、所属会社を超えてのキャスティングも多く、それ…