東京暮色の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『東京暮色』に投稿された感想・評価

4.5

小津版フィルムノワール。白黒陰影が美しい。同じ年に見た『ミルドレッド・ピアース』と同様こういう映画大好物!晩年のスタイルを確立した後も、結構を意図的に崩しているのも魅力。ただ子供の為に無理によりを戻…

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ryu
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小津はカラー作品の方が好きだし、終始暗い雰囲気なのもあって好みの作品ではなかった。珍しく嫌な連中も出てくるし、誰も彼も幸せにはならない。とはいえ、役者は良いし構図も良いし、引き込まれはする。

小津安二郎作品では珍しく、ちょっと不良(ずべ公)な女性が主人公。この明子がまた、終始不機嫌顔で映画のトーンを重くしてる。(遺影までふくれっ面)

スカーフを頭に巻く明子、マスクをする孝子、モノクロ以…

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今までみた小津の中で一番良かったのは有馬稲子のビジュ良すぎたからか、慣れてきたからか
全体的には暗い話なんだけど、たまに脳天気に流れるBGMと、バーや食堂のシーンに感じられる暮らしがだいぶ良かった。…

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zchr
4.7

なんかあんまし体調良くないもんで、小津でも見て晴れやかになんて思ってたもんだから、喰らった。

こんなにも暗い話とは。

出てくる人物の禍々しさ、俗っぽさ、狡さ、こんなもの小津で見たことあったっけっ…

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有馬稲子にとても惹かれた。
泣く演技がどれも一辺倒で思わず笑ってしまったがこれは時代特有ものなのか小津特有のものなのか。
これ以上の映画芸術があり得るのかい。サウンドスケープも繊細すぎる。
PomPom
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これは... 本当にくらってしまった...

小津監督の作品を見る度に、毎回新しい感動に殴られる。
僕が観てきた小津映画の中ではかなり重い内容だったけど、悲しい場面に小さく流れている愉快な音楽や、美…

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まさにこの、タバコ燻らせている有馬稲子が見たくて。裏切られなかった。
2025.10月配信で
わせ
4.0

有馬稲子のジャケ写に胸を撃たれて鑑賞。小津映画とは思えないほどに絶望に包まれた世界。ここまでに救いのすくない作品は、彼にしては珍しいと思った。心構えをしていなかっただけに、だいぶ落ち込んだ。そうね、…

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