家族の崩壊を描いた作品。
物語中盤まで物事が淡々と進んでいくため、人間内面の描写が淡白に感じられた。特に明子が終始拒絶的な態度をとっていて、その心理を理解し難かった。
共感性が低く没入感も無いた…
父と娘が中心の家族の物語がベース、いつも通りの同じ型を使っているけれど、今作はいつもより少し辛みとパンチが増してる。
理解しあえなかった親子。
関係構築をミスった家族。
コミュニケーション不通
…
私やっぱり小津の良さが分からないかもしれない。
東京物語はあんなに沁みたのに…
これは小津の異色作ということだから、頑張ってもう少し観てみるべきか?
でも画面の構成とリズムと台詞の平板さに2時間耐え…
小津作品の中でもとりわけ暗い異色のホームドラマ。
母親不在で育ちアイデンティティが不確かな次女を中心に、救おうと奔走する長女、なす術もない父親の姿を描く物語です。
家族という血の繋がりへの不信、一方…
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