このレビューはネタバレを含みます
ジャケット写真の「雀卓に片肘をついて、もの思いに耽りながらタバコを嗜む有馬稲子」がとても印象的だったため鑑賞。
そしたら作中にそんな場面はなく、ただのスチール写真だったらしい。
写真から、雀荘でお茶…
壊れた人間関係をだれも修復しようとしないのが印象的だった。
出生と妊娠の話、これが特に盛り上がらず解決もせずにだらだら続く。
つまらないとまでは言わないけど、面白いとは思えなかった。
しかし2時…
家族の崩壊を描いた作品。
物語中盤まで物事が淡々と進んでいくため、人間内面の描写が淡白に感じられた。特に明子が終始拒絶的な態度をとっていて、その心理を理解し難かった。
共感性が低く没入感も無いた…
父と娘が中心の家族の物語がベース、いつも通りの同じ型を使っているけれど、今作はいつもより少し辛みとパンチが増してる。
理解しあえなかった親子。
関係構築をミスった家族。
コミュニケーション不通
…
私やっぱり小津の良さが分からないかもしれない。
東京物語はあんなに沁みたのに…
これは小津の異色作ということだから、頑張ってもう少し観てみるべきか?
でも画面の構成とリズムと台詞の平板さに2時間耐え…
松竹株式会社