ここまでダークな小津は、後にも先にも今作だけだろう。ただ、しっかり傑作。
他の小津作品よりも陰影が強調され、映像の奥深さと人物たちの後ろめたさや影を感じられる。構図も引き立っている。
有馬稲子の子ど…
小津映画にしてはとにかく暗い作品。
笠智衆演じる父親と原節子、有馬稲子の娘2人との関係もぎくしゃくしておりすれ違っていてラストは悲劇で終わる。
唯一杉村春子の明るさが救いか。
山田五十鈴の淡々としつ…
2015/5/30
全体的に、漂う空気が暗くて重苦しい。その理由は、有馬稲子演じる明子が全く笑顔を見せることなく、常に思い詰めた表情をしているから。が、それもそのはずで、彼女の恋人・憲二があまりに無…
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ここ数年の年末恒例、締めの小津安二郎監督作品
今年はこちら
周吉(笠智衆)は次女明子(有馬稲子)と二人暮し
最近様子がおかしい明子に気を揉んでいた
長女孝子(原節子)は旦那とうまくいっておらず実家…
ぐっと目を惹くポスターの有馬さんのビジュアルからどうしても鑑賞したかった作品のひとつ。思っていたよりも、うんと重いストーリーだった。そしてうとうとしてしまったので改めて観る必要はあるが、小津作品は後…
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このレビューはネタバレを含みます
小津作品は「母親の不在」を前提とした家庭を描くことが多いが、今作は不在のはずの母親が姿を見せる点で特異だった。
今作が今までになく陰惨なのは、それによるところが大きいのではないかと思う。
小津は…