小津安二郎作品では珍しく、ちょっと不良(ずべ公)な女性が主人公。この明子がまた、終始不機嫌顔で映画のトーンを重くしてる。(遺影までふくれっ面)
スカーフを頭に巻く明子、マスクをする孝子、モノクロ以…
今までみた小津の中で一番良かったのは有馬稲子のビジュ良すぎたからか、慣れてきたからか
全体的には暗い話なんだけど、たまに脳天気に流れるBGMと、バーや食堂のシーンに感じられる暮らしがだいぶ良かった。…
有馬稲子のジャケ写に胸を撃たれて鑑賞。小津映画とは思えないほどに絶望に包まれた世界。ここまでに救いのすくない作品は、彼にしては珍しいと思った。心構えをしていなかっただけに、だいぶ落ち込んだ。そうね、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
あきちゃんの彼氏がクズ過ぎる
珍々軒で再会したときにてっきり改心してあきちゃんを探してたのかと思ったら話を茶化して徹頭徹尾自分のことしか考えてなくてこんな男に人生狂わされたあきちゃんが不憫でしょうが…
小津安二郎が笠智衆、原節子と組んだ毎度おなじみの父娘もの。家族を捨てた母親役で山田五十鈴、原節子演じる長女孝子の妹明子役に有馬稲子を迎えて、映画全体にボリュームアップした感があるが、テーマは相も変ら…
>>続きを読む小津作品観賞4本目。原節子と有馬稲子の美しさと可憐さにまずやられる。小津作品には珍しく、はっきりとした家族内の対立を描いている。夫婦のすれ違いや崩壊も盛り込まれている。男女の性愛より家族愛の方が大切…
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