小津版フィルムノワール。白黒陰影が美しい。同じ年に見た『ミルドレッド・ピアース』と同様こういう映画大好物!晩年のスタイルを確立した後も、結構を意図的に崩しているのも魅力。ただ子供の為に無理によりを戻…
>>続きを読むなんかあんまし体調良くないもんで、小津でも見て晴れやかになんて思ってたもんだから、喰らった。
こんなにも暗い話とは。
出てくる人物の禍々しさ、俗っぽさ、狡さ、こんなもの小津で見たことあったっけっ…
このレビューはネタバレを含みます
凄かった
静かで重たい小津映画だった
人の死をあんまりドラマチックに演出しすぎないところがよい
ただFilmarksのレビューでおもくそネタバレくらったので観る前に掘りすぎるのやめようと思いました……
俳優陣の表情は言うまでもなく、
駅のホーム、背中、ショットの奥行き、
画に映るもの全てが余すことなく
心の移ろいや揺らぎとして、そこに存在していた。
周吉の表情も、ほとんど変わっていないはずなのに、…
最近は色々考えてる。だけどこれほどの映画を観てしまうともう何も考えられない。いままで映画の何を観てきたのか。何が美しかったのか。映画においては人の実存がすべての先に立ってしまうことがある。フレーミン…
>>続きを読む驚きですねぇ映画ランキング第1位
銀行の監査役をしている男は、次女と共に都内で静かに暮らす。そんな中嫁いだ長女が子を連れて帰ってくる。一方、次女は年若い恋人の子を妊娠し、追い詰められるうちに母の秘…
銀行監査役の父、一人娘を連れて実家に戻ってきた長女、恋人の子供を身籠ってしまった次女、間男と出奔した母の姿を通じ、親子の断絶を描く。
陰鬱な映像と陽気な音楽を対位させた絶望的な世界観の中、母の愛を…
父と娘の苦悩。有馬稲子の話し方、表情のすべてにアキコの抱える哀しみが現れていて、これほど素晴らしい演技は他に類を見ないものだと思った。自分が男に言い放った台詞が、自分を捨てた母から返ってくる。これほ…
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