90年代的プチブル生活、調律された家と画面、庇護欲全開の佐伯日菜子、加害と被害が交錯するヒリヒリ感等は良かったものの、フロイト的なリビドーが話を転がす車輪になっているのには少々うんざりした。
先日観…
静かな生活に潜む気持ち悪さ。性暴力シーンもそうだが、マーちゃんたちを家に置いていく両親にもキツいなと思った。キャラクターたちが皆少しズレている。おじさんが殴られた時点で新井から距離置くだろ普通。
文…
「男の暴力性や気持ち悪さ」という点ではこれまでの作品の扱うテーマは変わりありませんでしたが、大江健三郎原作ということもあり伊丹作品の中では異質な感じがしましたね。
大江健三郎の資本の高さを見せつけら…
【伊丹十三 全映画上映企画 ⑧】
本作は、伊丹作品としてはかなり異色に感じた。
大江健三郎の原作小説は未読。
割と原作に忠実なのかしら。
いつものエンターテイメント性あふれる伊丹テイストはなく、…
作家の父に、絵本作家志望の妹、そして天才作曲家の兄、家の内装とかプールとか全部ひっくるめて乙ですなぁ〜。
プールのファットレディ3人がジワジワくる、あとは絶対わざわざオースラリア行かなくていい、金あ…
知的障害を持つが作曲の才能を持つ兄・イーヨーと彼を支えるしっかり者の妹・マーちゃん。
ほのぼのとした中に不穏さが漂う日常映画。この兄妹は互いにおじいちゃんおばあちゃんになるまで一緒に暮らしていそう…
団藤さんちのキッチンかわいい(ちょっとヨーロッパ風 東欧風の花柄)もちろん作家の家も大変美しいが
肝心な場面での妹の危機感の薄さにイライラしたけど、今までも生活の中心に「兄の介助」があって、そういう…
伊丹十三の光の描写の心地よさを堪能する。木漏れ日、プールのきらめき、カフェテラスに差し込む日差し。そして佐伯日菜子が美少女すぎる。金子國義の作画。過激な性描写もいつもながらだが、今作は暴力的でショッ…
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