前半1時間の権藤邸での撮影が素晴らしい。
絶対に重なることのない人物配置と構図の良さはこれまで通り健在。加えてほとんどが引きのショットで無駄なく全てを映し、カメラのパンを多用することで滑らかな長回し…
私ごときが今更どうこう言うのは大変おこがましいのだが、黒澤監督ってやっぱり凄い。
何が凄いかって、何をやるにも先駆者であるという事。
貸切列車で一発勝負撮影のリアリズム、緊張感。
事件の説明をリア…
前半のワンシチュエーションで展開する緊張感が圧倒的。三船敏郎による葛藤と決断を中心に、登場人物の様々な心情がよく可視化されている。後半は警察の捜査が中心となって展開されるが、密度の高い前半のお陰で没…
>>続きを読む25169
よくできたミステリーだと思う。が、正直なとこ黒澤・三船作品という基準で考えると、その上にある作品がいくつもあるよなと思ってしまう。やっぱ時代劇のがいいなぁ。
三船敏郎って演技力というより…
スパイク・リーによるリメイクを見る前に予習を兼ねて黒澤明監督の「天国と地獄」を見た。エド・マクベインの原作がありつつも、1963年当時の日本の社会情勢なども描いている点が印象に残る。
主人公の権藤…
最初から最後までずっと面白かった。とにかく重厚感がすごくて、人の情念が渦巻いている。
権藤や倉田だけでなく、警察や権藤側の人間一人一人が主人公だった。身代金を渡す方法や、捜査で懲役を伸ばすための作戦…
めちゃくちゃ面白かった……!!
警察が有能で見ていて痛快だった。
高い土地に住む金持ちと、低い土地に住む貧困者という構図に映画「パラサイト」を思い出した。
モノクロでの画の撮り方があまりにも美しくて…
©1963 TOHO CO.,LTD.